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20221217 演劇好きになったのは、間違いなく妻の影響
今日は、1年ぶりに新神戸までお芝居を見に行ってきた。
演劇集団キャラメルボックスの「クロノス」というお芝居。
関西に住んでいると、昔は土日にはテレビで劇場中継がどのチャンネルでも放送されていたので、身近といえば身近。
いや、そうでもないか?
昭和50年代なら、吉本新喜劇、松竹新喜劇、宝塚中継は必ず土日に放送があった。
さらに、漫才落語の演芸番組。
お笑い番組ではなく、演芸番組。
祝日などは、午後は丸々漫才落語の放送などがあった。
舞台というと、そういうものという感じがあった。
しかし、学生時代に演劇に出会う。
1990年代、小劇場ブームというのがやってきた。
時代はちょうど第二次ベビーブーマーが学生時代。
バブルもあって、それなりにみんなが豊かだった時代。
こういう時代には、色々な文化が生まれやすいのだろう。
新劇や由緒正しい劇団とは違い、学生演劇の延長線上で才能が花開いていった人達もたくさん。
三谷幸喜などは、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの感じはあるが、学生演劇、サンシャインボーイズという劇団から始まって、テレビの脚本に進出し売れっ子になっていたというのがあったはず。
そんな時代に、演劇の世界に引きずり込んだのは、今の妻。
学生時代に、演劇部のお手伝いに行くようになりそのまま付き合うことになった。
妻は、高校生の時からキャラメルボックスのファンだった。
それは、妻が神戸に住んでいたこともあっただろう。
キャラメルボックスが関西に進出したときに、大阪や京都などではなく神戸をの拠点にしたからだ。
また、高校生が演劇をするのに丁度良い尺のお芝居があったというのも大きい。
キャラメルボックスは名の知れた劇団となった。
大地の子の主役をした上川隆也が在籍していたし、それなりの観客動員数を誇っていたが、残念ながら運営会社が倒産したこともあり、活動が小規模なものになってしまった。
関西で観ることが出来るのは、このクリスマス公演だけ。
チケットを取ることができたので、観に行ってきた。
生の舞台の迫力は、やっぱり良いなぁと感じる。
人が作り出すことの出来るエネルギーがすごく高まり合ったものとしての表現が、すぐそこにある。
こうしたものは、やっぱり映像とは違うもの。
質はどうあれ、観に行ってきて良かった。
帰りは、妻とクルマの中で今日の舞台のことを話しながら帰って来た。
こうした時間も久々。
この時間があるというのも、共通の趣味があることの利点でもあるだろう。
明日は明日で、とても楽しみなものがある。
それはまた明日。