20240907 私的オールドデジタルカメラノススメ
結論から言えば、オールドデジタルカメラは、特に何も困らないし、必要十分だし、とても楽しいのだ。
道具を扱うときに、それが自分の身体に馴染むまで、どれくらいの時間がかかるだろうか?
プロの方は、それこそ「弘法筆を選ばず」なんだろうと思う。
最近は、仕事でカメラを扱う方々の動画を見ることができるが、そういった方々の写真に対するスタンスは、そもそも被写体に対する必要な機能なり条件が明確にあって、そこから逆算してカメラを選ばれている感じがすごくある。
何せ、仕事だから、納品する写真や画像に対しての失敗が許されないだろうし、歩留が高い必要があるから、それを満たすためのカメラ選びになるのだ。
カメラの基本的な構造や機能というのは、大きかろうが小さかろうが変わらない。
カメラ選びがシビアになるのは、そうしたところからだろう。
撮りたいものが明確な方達は、カメラに性能を求めるはずなので、そうした方もカメラ選びは実質的にシビアになるはず。
鳥を撮ったり、鉄道を撮ったり。
そうした方々は、セミプロと言ってもいいんじゃないかな?なんて思う。
カメラ選びは、プロの方と変わらない。
自分は、そうしたどちらの環境にも居合わせていない。
たまに、仕事でカメラを使うが、実のところこれまで自分の使っているオールドデジタルカメラで困ったことなどないのだ。
最近は、仕事上で必要な画像でさえ、全ての従業員が支給されているiPadで撮影したものを使うようになってきている。
しかし、実のところ自分がオールドデジタルカメラで記録のために撮影した画像の方が、iPadで撮影されたものよりも採用率が高いのだ。
ただし、これは自分が好きでカメラを使っているだけであって、自分がいなければ別にiPadで撮影されたものでも十分という、それくらいの程度の差でしかないけれど。
撮影した画像をどう扱うか?ということを考えた場合、今の主流はすぐさまネット上での情報共有や交流のために使うことがほとんどじゃないだろうか?
ならば、高画素機ってそんなに必要ではなかったりする。
高画素機で撮影しても、RAWで撮影しても、最終的にはネットに載せる際にデータが圧縮されて、元のものとは違ったものになる。
自分もnoteに画像を貼り付けたりするけれど、かなり圧縮されて、元の画像の色のグラデーションは縞模様になったりすることがある。
今や、写真を見るのは、スマホやタブレットがほとんどじゃないだろうか。
PCで見る場合、何インチのディスプレイで見ているだろうか?
すごく大きく引き伸ばすようなことが無い限り、1000万画素ほどあれば十分だったりする。
そしてもう一つ。
自分みたいなアマチュアが撮影する場合、画像が荒れてしまうのは、2000万画素近くまで行くとピンボケよりも手ブレの方が遥かに多かったりする。
ちょっとしたズレが、モヤっとした画像を作ってしまう。
撮影するのがシビアになっちゃうように感じる。
気軽に気楽に撮影するなら、画素数は大きくなくて十分。
そんなこんなもあって、自分はオールドデジタルカメラが、実のところ合っている。
というか、10年以上前のカメラが自分の身体にしっくりくる。
そして、プロみたいにすごい枚数を撮るわけでもないのだから、カメラと時間をかけてじっくりと向き合って楽しむこともできる。
カメラは元々、耐久消費財。
電気仕掛けになって、デジタルになって、アナログなフィルムカメラに比べるとその寿命は遥かに短くなったとはいえ、そうそう簡単に壊れるものではない。
ならば、色々と楽しんでしまえばいい。
そう、思う。
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