20241114 PENTAX Qと01 STANDARD PRIMEのレンズが得意とするところ

画像1 PENTAX Qに01 STANDARD PRIMEのレンズを付けっぱなしの状態にして、かれこれ何年になるだろう。購入したときはキットズームのレンズしか持っていなかったが、01 STANDARD PRIMEという単焦点レンズを購入してからは、ほぼこれ1本ばかり使っている。
画像2 このレンズを手に入れて以降の撮影したものを見返してみると、テーブルフォトというか食事やら使う道具などを撮影するのに、とても良い感じだということに気付いた。
画像3 その理由というものを考えるに、色々な要素があるのかもしれない。
画像4 一つ目は、画素数に無理がないこと。小さなセンサーに1200万画素というのが、案外バランスが良い様に感じる。それは何と比較してかというと、このPENTAX Qよりも高画素のコンパクトデジカメSONY Cyber-shotは、こうした撮影が今一つなのだ。
画像5 PENTAX Qが良くてCyber-shotがもう一つというところの違いとしては、レンズの違いも大きいかもしれない。01 STANDARD PRIMEは単焦点で、開放1.9の明るいレンズ。それに対してCyber-shotは開放が3.3。レンズの性能の差も大きいかもしれない。
画像6 センサーが小さなデジカメの場合、絞りすぎると回折が起こって画像が荒れてしまう事が起こる。そうなると、センサーサイズが小さくて、なおかつレンズが明るいというところが写りに影響しているというのも考えられる。
画像7 レンズが明るいが、センサーサイズが小さいことが、手元のものを撮影するのに都合がいいということもある。センサーサイズが小さいことで、いくらレンズが明るくとも被写界深度は大きくなる。
画像8 このカメラとレンズの組み合わせと同じような被写界深度を稼ごうと思うと、35mm判のカメラやAPS-C、マイクロフォーサーズでも明るいレンズで絞りを開放に近い状態で近接撮影すると、ピントのあっている範囲がほんとに小さくなる。
画像9 そうすると、たとえ小さなものでも、全体を立体的に捉えられることが難しくなる。絞ればシャッタースピードが遅くなり、ブレる可能性が高くなる。そんなことを考えると、近い距離で小さなものを普通の蛍光灯などの明るさで撮影するのにPENTAX Qが適しているというのはあながち間違いではないのだろう。

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