20240413 軽トラは最高の道具
軽トラックは、実家の駐車場にいつも置いてある。
父が亡くなってから10年以上経つが、廃車にせずにそのまま使えるようにしている。
2年に一度の車検はあるが、それでも必要なときにレンタカーを借りることを考えると、車検代の方が安くなる。
なので、完全に壊れてしまうまで、修理代がものすごく高くつくような状態になるまでは、たまに使う形での活用をすることにしている。
使うのは、月に1度程度。
実家で必要な灯油を買いに出掛けるときが多い。
後は、ちょっとした農作業。
または、荷物運び。
昨日も、ちょっとした荷物を運ぶのに使うことにした。
凄く大活躍。
なにより、運転していて楽しいのは何故だろう。
イスは、ぺなぺな。
背もたれは直角。
ロングドライブだったり、横Gのかかることの多い未知になると、古紙のホールドなど皆無のシートということもあり、腹筋あたりをよく使う。
だから、腰痛になりやすいというのもある。
しかしながら、のんびり流す程度ならば全く苦じゃない。
エンジンの回転数とギアの選択。
アクセルワークやクラッチのタイミングなど、うまくいけばスムーズに運転することが出来るし、雑に運転すればすぐさま乗り心地は悪くなる。
そう。
運転するのに身体で受け取る情報が、操作に対してダイレクトにやって来るのだ。
扱いに気配りし、交通の流れに合わせながら運転していくことで、いかにスムーズな運転が出来るか、そんなことが楽しくて仕方ないのだ。
また、ホイールベースがとても短い。
これが、独特の小回りにもつながっている。
タイヤの位置さえ感覚としてつかむことが出来ていれば、狭い道でも困ることはない。
幅寄せも簡単。
後ろをのぞけば、クルマの後端もすぐに確認できる。
バックモニターなどついていなくても、クルマの大きさの感覚はつかみやすい。
古い軽トラックなので、今の安全基準は全くない。
だから、前側を衝突するような事故をおこせば、助からないだろう。
だからこそ、しっかりと周りのクルマの流れを把握しながら、安全に運転する必要があるのだ。
そんなこともすべて含めて、こんなに楽しい乗り物はない。
自分で操作しているダイレクト感は、今のクルマにはないものがある。
こんな面白いもの、そしてとっても便利なものを手放したいとは思えないのだ。
最近、アメリカでわが家のミニキャブトラックと同じものや、同じ年代の軽トラ達が売れているそうだ。
25年ルールで、1990年代末よりも前のものが大量にアメリカへと輸出されている状況があるようだ。
アメリカも農業国。
そりゃ、大規模農業をしているところはこんなものは必要ないかもしれないが、そんなどこもかしこも大型機械が入るところばかりじゃない。
軽トラの便利さは、世界各国共通ではないだろうか?
昨日、久々にのって、もっと乗ってあげようと思った。
休日には、軽トラに乗って出掛けたいと考え始めている。