どうしようもない日々が愛おしくなる。
毎日、色んなことがある。
自分のことをどうしようもないなあと思う日もある。
そんな自分の送る毎日がどうしようもないなあと思う時もある。
それでも毎日毎日同じようなリズムで過ぎていく。
同じようなルーティンを繰り返す。
全く同じ日は一日たりともないけれど、大体同じようなところで躓いて、大体同じようなところでため息をつく。
そういうことが繰り返されている。
だけど、ある時ふと思った。
そういう日々に対して、「はぁっ」とため息をついてしまう時も、そのため息を拾ってくれる人がいたり、ちょっとした愚痴を聞いてくれたりする人がいる。
そして、どうしようもない日々だなと思う中にも、庭先の椿の花がどんどん咲いていったり、美味しいお菓子をいただいたりする。
そんな美しい光のようなことはたくさんある。
これらは、力の源になる。
ちょっとしたことで生活への見方は変わる。
楽しむコツを既に携えている。
そういう時に、どうしようもない日々さえ、どうしようもないと思う自分さえ、愛おしく思えてくる。
過ぎ去った過去を思い出す時、胸が締め付けられるようなことと共により鮮明に強く思い出されることは、やはりいい思い出の方。
素敵だなと思った風景だったり、素敵な言葉や素敵な人たちの顔が思い出される。
そう思うと、今後、後々過去を振り返った時、素敵な思い出しか思い出さないのではないかと思う。
そういうことだけピックアップされて、脳裏に残り続けていくのだと思う。
それは、いい思い出となり、感謝となる。
だとしたら、今のどんな日々も愛おしい。
どんな自分も愛おしい。
かけがえのない毎日をただただ真っ直ぐに生きていく。
自分の人生の中、たった一度だけ経験できる今日と言う日。
どうしようもないと思ったとしても、かけがえのない一日。
未来から見たら、素敵な過去になる。
だから、今日という日を慈しもう。
読んでくださり、ありがとうございました。
そら
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