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"めんどくさい"が"天才"に変わる瞬間―『名探偵津田』が切り拓く"新時代の笑い"とは


皆さん、つい先日、何気なくTverで「水曜日のダウンタウン」2時間SPを再生したところ、思わぬ傑作に出会ってしまいました。その名も「名探偵津田」。おそらく、すでにご存知の方も多いかもしれませんが、この感動と興奮を少しでも共有させていただきたくて、筆を取りました。

実は私、これまでダイアンの津田さんのことは「おもしろい芸人さん」程度の認識しかありませんでした。しかし、この特番を見終わった今、完全に「名探偵津田」の虜です。そして、おそらくこの記事を読んでくださっているあなたも、もし未見であれば、きっと同じ運命を辿ることになるはずです。

以下、私が完全にハマってしまった「名探偵津田」の魅力をお伝えしていきます。ただし、警告させていただきます。この記事を最後まで読むと、あなたも「次回はいつ?」と首を長くして待つことになるかもしれません。

「めんどくさい男」の珍道中

主人公の津田篤宏(ダイアン)は、「面倒くさがり」界のレジェンド的存在です。彼の口癖は「早く終わりたい」「めんどくさい」。この「やる気ゼロ」を地で行く男が、突如としてシャーロック・ホームズばりの推理を強いられる羽目に。まるで「めんどくさがり屋のミステリー」という新ジャンルの誕生です。

ところが不思議なことに、最初は「はぁ~(ため息)」を連発していた津田が、いつの間にか真剣な表情で事件に向き合う展開に。これぞ「めんどくさがり探偵の成長物語」。視聴者は、思わず「がんばれ!でも、めんどくさそうにがんばれ!」と応援したくなってしまうのです。

仕掛け人たちの悪魔的演出

制作陣の悪知恵もさすがです。例えば、前週の「卒業アルバム企画」が伏線だったという展開。つまり、津田は自分が「名探偵津田」に巻き込まれることも知らずに、すでに事件の渦中にいたわけです。これぞ究極の「知らない間に始まってました詐欺」。まるでお笑い版「トゥルーマン・ショー」です。

そして全出演者が仕掛け人というのも秀逸。津田以外の全員が演技をしているという状況は、まるで「全員サクラ付き街コン」のような壮大なドッキリ。でも、そこで真摯に事件と向き合う津田を見ていると、なぜか心が洗われる不思議な感覚に襲われます。

10年かけて完成した「笑いの錬金術」

この企画、実は「水曜日のダウンタウン」が10年もの歳月をかけて研究してきたドッキリ企画の集大成なんです。視聴者投票で1340企画中の1位に選ばれたのも納得。まさに「10年かけて作った最強の笑いの媚薬」と言えるでしょう。

津田の「クズっぷり」(これ、褒め言葉です)を知り尽くした制作陣が、彼の性格を逆手に取って展開する物語は、もはや人間ドキュメンタリーとしても秀逸。「クズは最後に輝く」という新しい希望すら与えてくれます。

次回への期待で眠れない夜を過ごすことに

第3弾放送後も、謎は尽きません。指名手配ポスターの謎、YouTubeチャンネルの謎...まるで「ミステリー好きのための宝探し」状態。SNSでは「第4弾はよ!」という禁断症状のような声が日々上がっています。

視聴者の間では、すでに「名探偵津田ロス」という新たな現代病も発生中。「次回はいつ?」「伏線はどこに?」と、まるでミステリーマニアのように企画の細部を探る人々が続出しています。

さあ、あなたも「名探偵津田」の魅惑的な沼に足を踏み入れてみませんか?でも注意してください。一度ハマったら、もう抜け出せないかもしれません。

...あ、でもそんなこと言っても「めんどくさい」という方は、ぜひ津田と一緒に「めんどくさがり」ながら楽しんでみてください。きっと、「めんどくさい」が「面白い」に変わる瞬間に立ち会えるはずです。

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