何度も

何度も何度も何度も何度も
言い聞かせて
納得して
言い聞かせて
納得して
繰り返し
繰り返し
何度も何度も
何十回 何百回 何千回 何万回
過去から未来へ
ずっとずっとずっとずっと

もう良いよ
もう辞めにして良いよって
誰かに言われるまで
続けるんだろうか

ぎゅっと抱き締められてもう良いよ
くらいされないと
辞められないのかもしれない
妄想世界からの抜け出し方
分からなくなった

夢があったんだ昔
もっとはるか昔にはまた別な夢が
もっともっと遥遥むかーしにも

もう消えてしまったけれど
永遠に叶わなくなってしまったけれど
ここでもう最後だから
もうこれ以上は生まれないから
残る僅かな生きることを
少し感じながら過ごせたら
それで満足

そっか…とか、そうなんだな
って大切なんだよ
それを知らん顔してしまったら面白いことも起きないのさ
求め過ぎると目の前の小さな角砂糖の角がちょっと欠けてることにも気付けないし
空の色が少し変わった事にも気付けないような生き方はつまらない
非情でも無情でもないのだよ

また
人から離れなきゃならない
そうか…秋だからか…

すすきの穂を揺らす風
鳴り響く虫の声
横たわる天の川
千年前のあの日の夜
綺麗な月夜の物語のように
居られたら良いのに