現実とリンクする「左ききのエレン」
誰かが言っていた。
「左ききのエレン」が面白いと。
誰かの言葉をきっかけに読み始めた漫画が
こんなにも熱いものだとは思いもしなかった。
1人の普通の男の子が志を持ち
広告代理店に勤めるが、沢山の天才達に触れ
変化していく。
激しいハドルシーンがあるわけじゃないし
奇抜な設定が組み込まれてるわけでもない。
リアル。とてもリアル。
だけど、めちゃくちゃジャンプ。
熱いし、真っ直ぐだし、もがくし、迷う。
そして、読んでる私達も一緒に足掻いている。
現実とリンクする時間経過も、あの時、別の場所に彼らも居たんじゃないかと思わせる。
場所や環境は違えど、一緒に戦ってると錯覚してしまう。それほど、彼ら達は今を生きている気がして胸が熱くなる。
普通の主人公が最初から最後まで普通で居てくれたことが、とても嬉しく救われた。
私は普通も天才も同じくらい褒め言葉だと思っているけど、この漫画がよりそう思わせてくれた。
上手に生きている人も、生き方が下手くそな人も
立ち止まっている人も、休まず走っている人も
全員に読んでほしい。
大袈裟じゃない、漫画に救われるという
言葉の意味を肌で感じると思う。
「天才になれなかった全ての人へ」
このキャッチコピー、そのままです。
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