校内知名度下位クラスの部長
わたしは、とある高校で部長をしています。
もう少しで後輩に受け渡すこの役割、わたしはとても好きでした。
生徒会誌で書かせてもらった、わたしのずっと大切にしていたモットーが、
「 わたしの言葉で誰かを救ってみたい 」
でした。
恥ずかしくて誰にも言っていなかった、
わたしの密かな夢は誰かにとってのエンターテイナーになること。
わたしの書く文章を楽しみにしてくれていた人がいてくれたことが本当に誇りだった。少ない知名度の中でも誰かのためにできることがあった、3年間でした。
これまでの3年間を振り返ったときに、普段ならできない経験をたくさんさせてもらったけれど調査書に書けることが1つしかなくて悲しくなりました。
わたしの3年間はそんな簡単で短いものではないのに。
賞がもらえなくても自分が楽しかったのならそれでいいのにと思うのは悪いことなのでしょうか。
調査書だけがわたしの人生を現すわけではない。でも評価される。新しい入試がすぐ側までやってきている。