ホラー映画が苦手なあなたが、ホラー映画を見ることができる方法。
最近、劇団かいばしらさんの動画を見てます。その動画でホラー映画が苦手な人でも見ることができる方法がアップされていました。
この動画を見て、なるほどホラー映画を見ることを躊躇する人に向けて発信するのは意義がある試みだと感じました。
私が初めてホラー映画を見たのは、「霊幻道士」でした。あの頃は、この作品が日本中を席巻し、大変人気がありました。父が映画館に連れて行ってくれたのですが、「霊幻道士」と「デモンズ」が二本立てで上映されていました。この「デモンズ」が小学生の私には大変衝撃的な作品であり、今のホラー映画好きになったきっかけを与えてくれたと思います。子どもの頃の衝撃は、大人になっても忘れません。「デモンズ」は今も繰り返し見る程大好きな作品です。
映画オタクの私が一番好きなジャンルがホラー映画です。ホラー映画が大好きな私でも見るのを躊躇する作品はたくさんあります。最近、映画レビューを更新した「胸騒ぎ」は2日かけて鑑賞しました。
この映画を克服する方法を伝授します(配信の場合)。
①見るのが辛くなったタイミングで停止する。
②怖いシーンになる瞬間に早送りして、どのような展開になるか確認する。
③怖いシーンは音を消す。
④いくら酷いシーンがあったとしても全てがフェイクであり、演技をしているだけであると思い込む。
そのように頭を切り替えて見たら、「胸騒ぎ」を最後まで見ることができました。
素晴らしいホラー映画はたくさんあります。その映画を見ないのは本当にもったいないです。
⭐特殊メイク
ゾンビ、ヴァンパイア、怨霊など様々な姿を魅せる特殊メイクの技をみるのは大変楽しいです。特殊メイクは、映画監督のさまざまなイメージを実現するうえで重要な役割を果たします。「エイリアン」が後世に残る名作になりえたのは、クリーチャーデザイナーであるH・R・ギーガーの功績が大きいです。
⭐怖い音楽
ナイフを持った殺人鬼がシャワー室に忍び寄る「サイコ」に、逆さで階段を駆け下りる少女の衝撃シーンの「エクソシスト」。ホラー映画は、「怖い音楽」の力で後世に残るシーンが生まれます。
⭐照明
照明の技を堪能できるのは、ダリオ・アルジェント監督の「サスペリア」である。光の三原色(赤、青、黄)が印象的なこの作品は、当時ほとんど使われなくなっていたコダックの「スリーバック」というフィルムで撮影に臨んだ。低感度のフィルムのため照明を大量に焚く必要があり、現像の段階でも色を抜いたり強調させたりと作業は難航を極めたが、その効果は絶大。煌めくような色彩の美しさが、「サスペリア」をアート・フィルムのごとき佇まいに仕立てています。
様々な技が融合して映画はできあがる。それらの職人芸を堪能できると思えば、ホラー映画は必ず克服できます。