火の星座を想い描く(追記有)
※『』部分を追記。2024/10/8
※獅子座パートを一部修正 10/14
ーーそれぞれの「火」が照らし出すのは一体なんなのか。
牡羊座は松明。
進んでいる「わたし自身」と、その足元を照らす。
我ここにありとずんずん進む。どんどん進む。
そのまじりっけなしの真っ直ぐ進む力が
ぼうぼうと、ポツンと燃える松明の
一つあかりのすすむ様を
誰かがきっと視ているのだ。
そうして、いつの間にか一人だったり、
いつの間にかそばに人がいたりする。
『わたしを照らし、わたしは進む。わたしの、あなたの道標。』
獅子座は暖炉。
その熱気に人が一人、また一人と集まってくる
誰もいなくては暖炉は燃えぬ。
そこに誰かがいるから暖炉は燃える。
誰かが一人でも、たくさんでも。
その明かりが照らすのは、
暖炉を見つめる誰かの瞳、
その瞳には煌々と輝く暖炉の火が映る。
誰かを照らし、そこにわたしが輝いている。
『さて、何を編みましょうか。』
射手座は営火。
輪になって踊りましょう
輪になって語りましょう
輪になって星空を眺めましょう
そこに集う誰かたちは人を見つめ、遠くを見つめている
誰かたちの理想
誰かたちの願い
誰かたちの想い
空高く立ち昇る大きな営火が、誰かたちの道筋を照らすでしょう。
『さあゆきましょう皆々様!』
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