電子決済等代行業再委託者とは
まとめ
電子決済等代行業再委託者とは、預金者の委託を受けた事業者がさらに事業者に委託(再委託)すること。
電子決済等代行業再委託者は「電子決済等代行業者」に該当しないことに注意する。
そもそも電子決済等代行業とは以下を指します。
預金者の決済や口座情報取得操作を「預金者の委託を受けて」銀行とやりとりをする事業者のことです。
この委託をさらに委託する事業者を「電子決済等代行業再委託者」と呼びます。
この預金者から委託を受けて、受けた委託をさらに別の事業者へ委託するため【図4】の事業者を「電子決済業再委託者」といいます。
そして委託を引き受け、銀行と直接情報のやり取りを行う事業者が電子決済等代行業となります。(【図5】)
あくまで、電子決済業代行業者となるのは銀行と直接情報のやり取りをする事業者であるということです。
つまり、
電子決済業代行業に該当するのは、電子決済業代行業者となるのは銀行と直接情報のやり取りをする事業者である。
電子決済等代行業再委託者は電子決済等代行業者には該当しないです!
<参考 具体例>ECショップ
参考として1つECショップで説明します。
まず委託関係を整理します。
利用者はECショップ購入品支払いを①ECモールへ委託します。
ECモールは②事業者へ利用者の支払い指示を委託します。
②事業者は銀行へ支払い指示を送り、決済してもらいます。
以上より、
①ECモールは「電子決済等代行業再委託者」
※利用者の委託を事業者へさらに委託しているため。
②事業者は 「電子決済等代行業者」
※銀行と直接情報のやり取りをしているため。
となります。