自分で入ったら、出るのも自分

昔から私は少数派の意見というか、私しか持ってない意見を持つことが多かった。
ある時までは上手くやっていたはずなのに、私が発言したことによって周りが氷ついたことが何度もあった。
そんな彼らの姿を見て、私は真の感情や意見を檻にしまった。檻には誰も開けられないような鎖と鍵をつけた。

私が悪かったのだろうか。いや、今思えば周りにいた彼らと私は合わなかった。ただそれだけだ。
ただそれだけでも私にとっては十数年も苦しめられた。

誰かが発した言葉や行動によって人は傷つき、それはトラウマへとなる。誰かにそうされたということは、自分にもそういう可能性があることを忘れてはいけない。

檻に閉じ込められた感情は数ヶ月に一度、怪獣みたく雄叫びを上げ、私の喉を苦しめ、涙となった。

学校や家族という小さな枠組みでは気づけなかったが、色んな人と関わることが出来る大人になった今、私の周りに沢山の味方が居ることが分かる。

自分の心に檻をつけるのではなく、本当はどんな感情とも自分で向き合って行かなければならない。

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