地方住みと中年世代には難関!?航空身体検査編
この話を知人にすると結構笑われますが、
ホント切実でした。
一等無人航空機操縦士試験で25kgの限定解除を
したい人だけが該当しますので、
そこまでは不要と言う人であれば、
自動車運転免許があれば問題なしです。
一等無人航空機の実地試験も難しいのですが、
私はこの航空身体検査がハードルでしたので
参考になればと思い書いてます。
受診できる医療機関が少ない!
まず1段階目のハードルが診療機関です。
地方在住者には厳しいかも・・・
国土交通省から航空身体検査については以下の通り
言われております。
また、上記のHP内に航空身体検査指定機関(参考)とリンクがあり、
こちらに掲載している医療機関に問い合わせを行いました。
私は仕事の関係で北海道に居ることが多いので、北海道の医療機関での
受診を考え、北海道の欄を確認すると3件のみ。
札幌2件と帯広1件。
とりあえず札幌から電話するも、「現在やってません」のお返事。
最後の望みをかけ、帯広なら帯広空港に航空大学校あるし!と思い電話。
「現在は新規の方は受け付けておりません」
とのお返事。
結局私は、東京にある医療機関で受診を行いました。
北海道在住の人には厳しくないか?と思いましたが、
他の地方でも受診できるとこが無いみたいな声を聞きましたので
地方都市在住者は同じ感じなのかもしれません。
もし、医師や医療関係者さんに近い方がいましたら、国交省の言う
「航空法第31条に規定する指定航空身体検査医」に該当する人
について聞いてみると何か方法が見つかるかもしれませんね。
メガネの矯正はほどほどに
私はメガネを掛けております。
結構悪いですが、矯正視力で自動車運転免許は問題なく更新できてます。
なので、大丈夫だと思って行きました。
このメガネでの矯正視力で安心してはいけません。
レンズの屈折度が「±8ジオプトリーを超えない範囲の常用メガネ」と
身体検査実施要領に記載があります。
見える事が良い事だ!と思っていた私は、ドローン飛行の場合には
度の強めのメガネを掛けていますが、これがNGでした。
見え過ぎで過剰に強く屈折度がオーバーしていると言う事です。
と言うことで、PC作業などで使っている弱い度数のメガネも
持っているので、そちらで計測してもらい
視力と屈折度ともにクリアしました。
良かったとホッと胸を撫で下ろしました。
次回更新の時は私は引っかかるかもしれません。
と言うことで、まだ現役で現場に出ることを考えると
レーシックをそろそろ検討しようかと考えております。
レーシックをしてメガネが不要であれば、
視力検査だけクリアすれば良いようです。
ついでに眼のことを言うと眼圧もチェック対象です。
これも40歳を超えると高く推移してきます。
毎年の健康診断の値を確認してみて下さい。
聴力の不安
ちょうど昨年受けた健康診断で4000Hzの聞こえが
少し悪いですねとチェックが入ってました。
この周波数帯は加齢で聞こえが悪くなってくるようです。
そんな不安を抱えながら受診したわけですが、
航空身体検査で問われるのは、「3000Hz」での聞こえ方。
と言う事で、問題なかった訳ですが
加齢というのは怖いなと思いました。
生活習慣病関係
中年になると生活習慣病関係の項目も指摘されている人が
多くなってきているかと思います。
お腹出てませんか?
この辺は深く突っ込んで聞かなかったので、
引っ掛かったらどうなるのかは私には分かりませんので
ご了承ください。
BMI
この値が30以上となると、引っ掛かります。
私29でした。
危な!
先生からはこれ以上あげないでねと言われました。
血圧
私は2年くらい前の健康診断で少し高めと診断されて、再診査をした事があります。
その時はまだ薬を飲むほどでも無いので、経過観察と食生活の改善と
運動をして下さいねとの事でした。
その後安定はしているものの不安でした。
高めな人、検査前には自分の血圧把握しておいて下さいね。
まとめ
ギリギリ今回は私は通過できたと感じております。
今後の更新時の取り扱いがどのようになるのかはわかりませんが、
今の身体状況から少しでも悪化すれば引っかかるのは確実です。
25kgをあきらめるという選択肢もありますが、
健康である事が大事かと思いますので、
基準をクリアする為にも自分の身体の健康を維持改善する
必要がありますね。
やはり40代以降になってくると
私と同様な不安を抱えている方が多く感じます。
受診前に身体検査要領を確認して、
不安な部分がある場合は事前に医療機関に確認してみる事も
必要かと思います。
また25kgの限定解除の実地が合格しても、
この航空身体検査が不合格だと残念ながら25kgの限定解除は
不合格となってしまいますので、先に身体検査を受診してから
実地試験を受けるか決めるという事も必要と考えます。