虫食いだらけの葉っぱに
毎年のグリーンカーテンが見事に南の窓二つを 被ってくれている
どれだけ暑くてもカーテンを引かなくていい程のグリーンカーテン
西洋朝顔やらきゅうりやらゴーヤやら インゲンの 葉っぱの裏側を毎日覗いている
西洋朝顔は毎年軒下で 細々と生きて 冬を越す
その ツルを 5月に誘引 して 2階のベランダの壁までも登らせるのだが 今年はカメムシの幼虫やらでんでん虫やらが半分の葉っぱを見事に レース状態にしてしまい 無残な姿を見せている
でも先日 京都の老舗旅館の女将が虫食いだらけで 葉脈しか残っていないレース化された葉を床の間に飾っていた
なんということでしょう
生き生きとした 葉っぱ とは違いレース化状態の 葉っぱは 小ちゃなミノムシとともに床の間に素晴らしい生け花として飾られていたのです
うちの 朝顔の葉は そこまで芸術的にはなっていないが そう思うと虫食いだらけの朝顔の葉も愛しい
葉っぱの裏側は表とは違ってうっすらと影を落とし2枚3枚と重なってできたグラデーションが また綺麗だ
時折 黄ばみかかった葉を落とし どこに行こうか思いあぐねているツルをこっちだよと 誘引する
水をあげるのは 夜中で ホースで思いっきり2階のベランダの壁まで飛ばし グリーンカーテンの 葉を濡らす
私はこの夏、 その 葉っぱの裏側 に癒されていた