眠りの極意

夜寝る前に、朝になって、目が覚めなかったらいいなあ

最近よく思うこと

今は、8年前に倒れた夫を介護している
これからもっと大変になるであろう状況に、そう思ってしまうのかなあ

歳のせいか、ここ2、3年は寝つきが悪い
布団に入っても、2時間も寝つけず、果ては、夜中にスマホを手にしてしまう

または夜中2時頃トイレに起きると、もう目が冴えてしまって、眠りの続きをと必死になる
気づくと新聞配達のバイクの音
あーあ、今日も寝不足決定と、がっかりするのだった

いつ医者でよく寝つける薬を貰おうかと考えていた

その前にまずは、
スマホを寝室に持ち込まない
考え事をしない
考え事をして目をつむっていると目に力が入って歯をかみしめているので、 顔はリラックス
呼吸はロングブレスで
などとやってはみる

最初は効果てきめんだったが数ヵ月で効果は切れた
 
ロングブレスはまだまだ続けている
ある日、はたと考えた 

おやすみと目をつむるだけで人生終われるなら楽なもの

そう思った夜は、不思議によく眠れた
《明日の朝は、このまま目覚めない》と唱えると、明日のこともこれからのことも、考える必要はなく、あっさりと寝れるようになった

嘘みたいな本当の話で、きっとそのまま目を覚まさないと思うことで、ストレスを抱え込まないで済んでいるのかもしれない

だからって、生きること諦めたわけではないのよ
朝、目覚めなくても未練はないだけ




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