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ギャップ萌え

※最初に

これは、ボク「科学的に考える人」が、会社の社長および経営層の方々が日頃不安に思っていることを言語化し解説するコラムです。
ビジネスに関係しない方にはあまり興味がない内容と思いますので、あらかじめご了承いただけると幸いです。

このコラムは、割と高めの熱量で書いていることから、長文になっているものと思われますのでご注意ください。また主観的な内容も多いので「コイツはこんなことを考えているんだなあ…」という程度に思って、軽く読んでいただけると助かります。
そして、気が向いたらコメント/DMなどいただけると嬉しいです。ひとつひとつ丁寧にお返事したいと考えています。

なお、ボク自身が長年物流業界に身を置いてきたことから、内容が物流寄りになりがちであることを前もってお伝えしておきます。

それでは、どうぞ。



意外性って大事だ。
多くの人はギャップに惹かれる。

ゲインロス効果とは

これは心理学では「ゲインロス効果」というらしい。
ゲインロス効果とは、それまで自分の周りの人たちが持っていた印象を、ポジティブ(もしくはネガティブ)に裏切ることで、より強い印象を相手に与える効果を指す。ポジティブに裏切ることを「ゲイン効果」、ネガティブに裏切ることを「ロス効果」と呼ぶ。ツンデレなどが代表的なゲインロス効果だろうか。

ゲインロス効果の例

芸能界で活躍している人には、ギャップで人気が出る人が多いと感じる。
強面なのにスイーツ好きな人、アイドルだけど言動がちょっと過激な人、芸人さんで高学歴の人、やり手塾講師だけどおちゃめな人など、ギャップが愛されている人は多いと思う。

音楽界でもそうだ。
ゴリゴリのロックバンドのヴォーカルが被り物をしているSNSや、

スポーツ界でも、飼い犬と一緒に会見した某スポーツ選手を多くのメディアが一斉に取り上げたではないか。

こういったのもゲイン効果の良い例だろう。

企業にできること

さて、そういう有名人と比べると、企業ができることは限られている。特に中小の物流会社では「意外性」を表現することはなかなか難しいと思う。それは、万が一顧客がネガティブなギャップを抱いてしまった場合、経営に大きなダメージを与えかねないと考えてしまうからだ。

ただ、中小の物流企業にもできることはいろいろあると思う。
昨今では物流業界の人材不足を少しでも解消するために「物流DX(Digital transformation)」を進めていかなければならないという議論がされている。物流業界はアナログな文化や価値観が主流となっている業界なので、デジタル化を推進するという考えや行動自体がゲイン効果を生むと思っている。

ボクが萌える企業のギャップ

例えば、町の小さな運送会社が(いわゆるDXというような大仰なものでなくとも)SlackやChat workなどで情報の共有をしていたり、Google spread sheetなどを使って運行データの集計をしているというだけで、ちょっと意外性があってボク的には非常に萌える。

また、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)を進めていくというのも、ネガティブな印象を与えずに意外性を表現することができると思う。例えば女性や若い人材が的確に且つ爽やかに指揮を執っているような現場に出会ったら、誰もがその会社の社長に話を聞いてみたいと思うだろう。

分化や価値観が壁になる

日本の大手の物流企業であっても…
例えば、日本通運や佐川急便が(本部だけでなく各物流センターも)オフィスを外資っぽいフリーアドレスにして、全員ジーンズやパーカーで仕事していたら、かなりのゲイン効果が生まれると思う。しかし、これまでの文化や価値観が壁になってしまうんだろうと思うところだ。

あとがき

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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