ジョジョラビット
ジョジョラビットという映画を鑑賞した。
ナチスのことはある程度知ってたので大学の講義が終わり、事前情報なしで映画館へ直行した。
冒頭にドイツ語バージョンののThe BeatlesのI want to hold your hand が流れた。母が事前に鑑賞していて家で「本当に泣ける」と言っていたが最初はコメディ映画のようで全く結末を予測できなかった。
子供の無邪気さが描かれ、軽快な音楽と監督が演じるヒトラーが登場。主人公の空想で出てくるヒトラーはどこか面白く前半はテンポよく気軽な気持ちで観ていた。
ジョジョのお母さん役のスカーレット ヨハンソンも最初は愉快で、サムロックウェルは呑気なキャプテンKを演じていた。
しかし、気軽で愉快な気持ちが後半にかけてなくなり戦争を悲惨に描くシリアスなシーンへ...
油断してたら完全に立派な戦争映画に変化していた。
こんなに号泣したのは久しぶりだった。
呑気だったのにジョジョを思いやる寛大な心の持ち主キャプテンK、愛に満ちたジョジョのお母さん、唯一友達でいてくれたヨーキー、ジョジョの考え方を変えたユダヤ人少女。
ジョジョを味方してくれたすべての人が愛で溢れていた。
大事なのはお金でも時間でもなく全ては愛だと教えてくれた素晴らしい映画!(二回見てしまった(笑)
エンディングに流れた詩人リルケの詩も見忘れずに…素晴らしすぎる..
**「すべて経験せよ 美も恐怖も 生き続けよ
絶望が最後ではない」
Let everything happen to you.
Beauty and terror.
Just keep going.
No feeling is final.
By Rainer Maria Rilke**
今のところ今年一番なのでDVD買うことに決定。