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24歳、監督デビューした話。


アップロード中……98…99……100%!


やっっっと完成した〜〜!!😭
(気づいたら涙ちょちょぎれ、うるうる、どきどきがやばい)


ついに我が子のように大事に作った作品が世にアップされました

ぜひ見ていただきたいです。↓
TT映画祭2024 公式出展作品 「果実の扉」
監督・脚本・編集を務めました。

@ml.theater

本当のあなたになったとき、その扉は開く。 #tt映画祭2024 〈Starring〉西原亜希 @外山将平 〈プロデューサー〉@小柳智則 〈監督・脚本〉我那覇ソフィー優美  〈撮影〉神田創 谷口雅史 〈制作〉@河合大樹🌝👑 @安田 龍生

♬ オリジナル楽曲 - ml.theater - ml.theater

〈主演〉西原亜希 外山将平
〈プロデューサー〉小柳智則
〈監督・脚本〉我那覇ソフィー優美
〈撮影〉神田創 谷口雅史
〈制作〉河合大樹 安田龍生

素晴らしい座組でやらせていただきました
「がなふぃー組」


きっかけはいつも些細なことから始まる

小柳P:縦型企画やる?
 私  :いいんですか?
小柳P:企画書作ってみて!
 私  :ありがとうございます!やります!!


いつもの流れで、やらない理由ないでしょ精神で二つ返事をし、すぐにやると決めた縦型企画。


どうせやるなら、目標を持ってやろうということで東宝✖️Tiktokの映画祭にも出展する流れになった。それがちなみにこれ。↓



受賞するしないは置いておいたとしても、
本気でやっていいものにしたい。


というか、二つ返事したはいいものの、
企画書ってどう書くの?
脚本ってどう書くの?
てか、監督だれやるの??

どれもやったことがない…!!
0からのスタート。

やったこともないしやり方もわからないけど、
自分の企画で何かに向かってものづくりをするなら頑張れる。

それに、私の心はもう決まっていた。


絶対にいいものを作る


ただそれだけだった。
そして、結果…


気づいたら前は一文字も書けなかった脚本を書き終えて、撮影・編集までしていた。

人はやることになったらやるんだなと自分でもびっくり(笑)


今までにないプレッシャーと戦った3ヶ月


びっくりするほどあっという間で、長い3ヶ月でした。

企画書は書いても書いてもダメで、仲間に見てもらって修正したし、脚本は一度も書いたことのないド素人。
朝まで書いては消してを繰り返し、ぐちゃぐちゃになるまでノートを書き潰した。

もちろんワクワクはあったし、これはチャンス!楽しまなくちゃ!という気持ちだったけど、
スタッフのアサインとキャスティングは贅沢すぎるほどで、正直私に監督が務まるのか…?という不安しかなかった。

昔の師匠に電話して話を聞いてもらったり、
アイディアを周りの人に相談して聞いたり。
多分私と仲良いみんなは全員知っていると思う。

「今、こんなプロジェクトやってるんだよね…」

「まじ!?頑張れ」
「すごいじゃん、絶対できるよ」
「必ずいいものになるからやりきって」
「めっちゃ楽しみだね!」


全員が背中を押してくれた。

撮影のスケジュールも、これで行こう!と思えば、台風発生。
天気にも悩まされ…スケジュールまじでどうしよう。

延期にするか?脚本を雨の設定に書き直すか?
頭を抱えて悩みまくった本番までの数日。
タイムリミットは迫っているのに、責任の取り方がわからない。

自分の作品だから、人に相談したくても、頼れない…怖い。
撮影日まで震えていたのを覚えています。

必要な小道具も、なるべくお金をかけずに思考錯誤して全部頭の中の想像通りのものを揃えた。



想像をカタチにするって難しくて面白い


撮影が無事終わったと思えば、今度は編集…

苦手なのに自分でやると言い出し、さらには日々の通常業務に追われる日々で全然手につけられなかった編集作業(笑)
いろんな人にアドバイスをもらいながら、カットの繋ぎと音の作業。
効果音や映像のイメージに合う音楽も探して合わせて。何度も調整。

正直、無理かも…と頭をよぎりそうになった時もあった。

でも、いつも私を救ってくれたのは仲間の声だった。

自分ではいつもダメダメだ…
なんて思ったりもするけど
励ましてアドバイスをくれた仲間の声を信じた

そして、もう一度自分の心に決めたことを思い出した


絶対にいいものを作る


そうだ、それだけだった。


私が今やれる、全てを出す


自分が面白いと思ったものに自信を持てなくなる瞬間も何度もあったし、
正直、わからないことだらけだったので
そもそもうまくできたのかとか、いい現場だったのかどうかとか
渦中にいるとやはり自分ではわからないものです。

こうしたらよかったなとか
もっとこうできたなとか
反省はもちろんたくさんある。

でも、やりきった。
本気でやり通したと思う。

いま自分の出せるものは
わからないなりに出した


なので、今向き合っていることがある人に言いたい。

自分が本当に面白いと思ったこと
表現したいと思ったものは


必ず形にできる


私みたいな素人でも
とっても大事な「やれる」ってことに気づけた。

何度心が折れかけたとしても強い気持ちを持って最後までやりきれば大丈夫。
支えてもらった仲間と巧みな技術で作品を作ってくださったスタッフ・俳優陣に感謝しかないです。


監督の仕事とは?


監督の仕事って

自分の頭の中を外に出す作業

この絵をどうやったら伝えられる?
役の想いはどのくらい表現できる?

表現したいことを相手にわかりやすく伝えること


今回の作品は企画書の段階から趣旨を伝えることが非常に難しかった。
内容も映像に収められているもの背景には
本当はもっと深いものがたくさんあるのだけど、なかなか観ている人に伝えきることが難しかったなと。


自分ではイメージついていても、相手にはわからないことがほとんどだから…
監督はその共有をしなければならない。

相手の目線に立って仕事することとはどういうことか?

違う部署だからこそ違う目線があって、その人のために動ける人は誰にとっても一緒に仕事がしたいと思う。

だから今後はその視点を忘れず動けるようになりたい

分数が短い作品という壁はあったけれど、
今後もっと良くしていける自分の課題点だと思います。


最終的に学んだこと


いつ踏み出しても怖いものは怖い
本当はいつだって失敗しない選択をしたいけど

観たことない景色を見たいなら

やらないよりは、挑戦して失敗する選択をしなきゃ



自分の限界を超える

ぬるま湯を出て外に向かって行く

プライドを捨てて恥をかく

やるべき事のために頭を下げる


自分は自分が思っている以上にちっぽけな存在なんだ…



でも、それが本当の意味で分かったとき



想像していなかった未来に辿り着けることがわかった



今まではそれをやろうとすら思わなかった自分

この経験は
やり終えた自分にしか感じられないものを教えてくれた


悔しい思いをたくさんした3ヶ月


出来上がった作品はもちろんそうだけど

外には見えない自分だけが知っているこの過程は
自分にとって大きな財産になった



もちろん、これらは当たり前のことだし
責任が生じることに対して
自分が出せるベストを出すべき


上司にもいつも言われる


「常に最高の仕事をしなさい」


作品を出す
出てもらいたい俳優さんに出てもらう
撮ってもらいたいカメラマンに撮ってもらう
思い通りの脚本にする

時間がない中でも、全ての段取りをした


想像を形にするって簡単ではない

でもだからこそ、とても魅力的で価値がある


映画の醍醐味をこの縦型企画でも体感させられた


またひとつ、誰かがやろうとしてやらなかったことをできた


必死になっている私を
軌道修正しながらも導いてくださったチームの皆さんには感謝しています。
たくさんお力添えをしてもらいました。


全身全霊で向き合ったこの3ヶ月!
あとはこの作品がいろんな人に届け〜!と願うばかりです🍑


主演の(左)外山将平さん、(右)西原亜希さん
Thank you being part of my team!


うまくいかないと嘆くよりも

私にはできないと諦めるよりも

必ず形にするという強い気持ちと

なんとしてでも生きた証を世に残すんだという信念


これからも
強い気持ちを持ってやれることをやっていこう



最後まで読んでいただきありがとうございました。

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Thanks for reading folks!!
Stay tuned;)






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