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余命10年
4月
ひとりで観てきた。
その時の記録
短くても、長くても、いつか死ぬのに、
やっぱりそれを忘れちゃう。
死ぬことだけに限らず何にでも終わりはあって、
それを考えたら悲しくなる。
はじめるのが、先に進むのがこわくなる。
楽しい幸せな思い出が増えると、余計に、。
だけどほんとは、ひとりで抱えきれなくて、一緒に持って欲しくて、だけどそれができなくて、苦しくて、でも、きっと、あなたがいたから、
死にたくないって心から言えた、
その瞬間がきれいだった。
やっとできた生きる希望が、君がいたら何でもできると思ったとたんに、小さく消えてなくなることを知った。
願っても泣き喚いてもなにも変わらなくて、
時間は止まってくれなくて、どうすることもできなくて、あなたのいない未来を、ただ生きるしかない。
だけど、せめて、この限られた時間を、間違いじゃなかったと思えるように、言い聞かせるように、ふたりで、全力で生きていた。
いつもなら通り過ぎてしまうなんてことない景色が、いちいち美しくて、
未来のことなんてわかんないけど、
いつかは終わるその日まで、
よかったと思えるように、