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ライブの持つ力

昨日、大阪城ホールにて「SaucyDog」のワンマンライブに参加した。
半年前(2021年末)チケットが当選してから、ようやく待望の日を迎えた。
終わってみると名残惜しさはあるが、たしかにエネルギーを貰えた。
ライブが私たちに与える魔法的な力とは一体何なのか。気になったので調べてみた。

1.ライブの持つ“非日常性”
 ライブは様々な要素で構築され、それらが有機的に影響しあうことで非日常性という特質を形成し、人々や社会に様々な作用を与える。主な要素として以下の3つに分類出来る。

① 「場を形成するもの」
 「一回きり」「閉鎖的空間」あるいは「コンセプト」「テーマ」といった場を形成する要素が日常から非日常性を浮かび上がらせ、日常的な感覚刺激を遮断する環境を構築する。  
② 「場と人の間に存在するもの」
 「大音響」やミラーボールなどの特徴的な「光」といった、日常生活のなかでは決して感じることの出来ない量の聴覚 的、視覚的刺激が挙げられる。こうした要素は、非日常性をより高め、オーディエンスに直接影響を与える。
③ 「人と人の間に存在するもの」
 パフォーマーによるMCトークやお決まりパフォーマンスのみならず、オーディエンス同士による「煽り」「盛り上がり」「熱気」といった要素が、興奮や忘我状態等の心理作用を引き起こし、非日常性を高める。

http://www.ias.sci.waseda.ac.jp/GraduationThesis/2011_summary/1w080348_s.pdf

2.ライブのもたらす“精神的健康”
 実際のコンサートの雰囲気や感動は、耳だけではなく、全身で受け取るものである。そうすると、特に精神が満たされる感覚になる。もちろん、見知らぬアーティストであれば結果は変わるのかもしれないが。

コンサートがファンに及ぼす精神的作用についての研究によると、精神的健康度の変化はコンサートの参加者にのみ見られた。

https://mejiro.repo.nii.ac.jp/index.php?action=repository_action_common_download&item_id=182&item_no=1&attribute_id=21&file_no=1&page_id=13&block_id=21

3.最後に
 ところで、映画や小説、講演会等を鑑賞した直後、決まって瞬間的にモチベーションが高まる。ただこれは驚くほど息が短い。ので、「三日坊主のバースデー現象」と勝手に呼んでいる。所詮長くても1週間程度が限界。
 この現象が起きてしまう1番の理由は「何となく頑張れそう、なぜかは(どうしてかは)わからないけど」という即席感情を具体化しない所にある。
 このnoteも端的に言えば「ライブis最高」ということにつきる。しかし、その上で「ライブの最高さ」の「解像度」を上げる。ライブというものを、よく咀嚼し、ゆっくり飲み込み、血肉にすることで持続的なモチベーションを染み込ませる。

日頃の縮こまった文化的体力の解放。
趣味も立派な人生。
ゆとりや余白のフル活用。
休日のリフレッシュ。
空気の澱んだ教室を出て、狭まった視野を広げる時間。

こんなところだろうか。

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