考える余裕がない状態は、必ずしも悪いとは言えない。私は、あれこれと考える必要のない期間というのが、人生には存在していると思う。
例えば、赤ちゃんの頃は食欲や排泄を知らせるためにとにかく泣くしかなかったし、小中高時代は学業と部活に明け暮れ、進路や多少の人間関係以外で思い悩む時間などなかった。
そして、今、大学生終盤。
皆が進学や社会人への階段を登る。最も悩む時期とも言われるが、その時間すら惜しい、と思うようになった。ここに至るまで、あれこれと思い悩んだ。各々が能力や付加価値を高め、人生設計の充実を図る。誰しも陰ながら努力をしているのである。
私はどうだろうか。
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