Masahiro Tanemo

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    東京の英語教師 (M.A., Linguistics) が、主に社会言語学や応用言語学の観点から、世界や人間のあれこれを考察してゆきます。 *投稿内容の一切は私見であり、所属企業や関連団体を代表するものではありません。

最近の記事

発信の世紀: 私たちは、私たちの言葉に何を乗せるのか

“It's easy to know what you are against, but quite another to know what you are for.” — Damien O’Donovan (The Wind That Shakes The Barley) 9.11から20年が過ぎました。 アメリカ同時多発テロは、多分、自分にとって、世界史に残るような事件で記憶に残っている一番最初の出来事です。 「21世紀は2001年1月1日ではなく、9月11日に始ま

    • 「日本の英語教育は間違っているのか?」に対する私の回答

      0. はじめに「日本の英語教育は間違っているのか?」 これは、今や押しも押されぬ人気ソーシャル経済メディアに成長したNewspicks の番組『THE UPDATE』で、明日1/14(火) 22:00から放送予定のタイトルだ。 私は大学2年生だったNewspicks創業間もない頃からの大ファンで、6年経った今でも毎日Newspicksでニュースや教育記事を読んでいる。 そんなNewspicksが自分が愛する専門領域で特集番組を放映してくれるというのだ! もうワクワクしてしょう

      • 人間は、どのような生き物なのか-人工知能が桜の美しさにため息をつく日

        人を人たらしめているものとは、一体なんなのだろうか。 人工知能(AI: Artificial Intelligence)の急激な台頭が叫ばれて久しい。 2029年には、汎用人工知能が人類の知能を超え、2045年には、$1,000で手に入るコンピュータの演算能力が全人類のそれに等しくなることで、技術的特異点=Singularityを迎えるという。 つまりその頃には、人間の知能や生命としてのあり方が、指数関数的に進化を続けるテクノロジーの基盤に統合されるというのだ。 人類史を

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