主務挨拶(4年・MG・鈴見智紗)
初めまして。
総合人間科学部社会福祉学科4年、主務の鈴見智紗です。
いよいよラストシーズン。長いようであっという間でした。思え返せば3年間、本当にいろいろなことがあったなと、あと一年しかないことがとても寂しくなります。
マネージャーになって3年が経ち、今思うことは本当に上智大学男子バスケットボール部のマネージャーになってよかったということです。もちろん楽しいことばかりではなく、辛いことの方が記憶に鮮明なくらいたくさんありました。とにかく波瀾万丈な3年間でしたが、入部当時の自分と比べて想像の何倍も成長できていると実感しています。そして何より、バスケ愛に溢れた個性の強すぎる同期と、ここまで共に走り続けてきたことが楽しくて、みんなで作り上げていくラストシーズンが楽しみで仕方ありません。
そんなワクワク感がある一方で、最高学年のマネージャーとして、そして主務として、責任の重さを実感し不安を感じています。ワクワクと不安で迎えるラストシーズン、主務としての責任とチームの最高学年になるにあったって思うことをここでは書きたいと思います。
「主務としての責任」
マネージャーとしての責任と主務としての責任、何が違うのか最近まで私も分かりませんでした。マネージャーが行う業務の一つ一つが部の運営に関わる責任の大きなものです。ミスによっては取り返しがつきません。そんな業務を担うマネージャーの一方で、主務が果たすべき役割は何なのか。
主務という立場になった今思うのは、「チームの最大限の成果を引き出す運営管理」なのではないかということです。
運営業務を行うのがマネージャーであり、運営管理を行うのが主務の仕事。実際、私が今やっている運営業務は2年生後半からやっていることと大して変わりません。渉外部署を担当し、JBAや学連、大学に関わる運営業務全般を行なっています。しかし主務として迎える新シーズンでは、担当する運営業務だけをこなせばよいという訳はありません。
運営面から部の最大限の成果を引き出すために、自分の担当する業務だけではなく、会計・広報といった他の部署と連携しながら全部署の業務状況を把握すること。各マネージャーがやるべきことだけでなく「できること」に主体的に取り組める環境をつくること。そして、各担当マネージャーをマネジメントすること。これらが主務としての役割であると考えます。
上智大学男子バスケットボール部主務に求められるのは、「3部昇格」というチームの成果を引き出すための運営管理であり、それらを全うすることが今シーズン私がやらなくてはならないことだと思います。大変な中でも楽しみながら、同期をはじめ後輩達にも協力してもらい、精一杯取り組んでいきたいと思います。
「プレーヤーと共にチームの一員として勝利に貢献する!」
私のラストシーズンの目標です。マネージャーとしてではなく、チームの一員としてです。
マネージャーの仕事はたくさんあります。
練習ではスクイズに水を入れ、タイムキーパーをし、動画を撮り、練習外では運営業務にあたり、練習試合や合宿の企画などもします。
けれども、これらが勝利に直結することはありません。どんなに長い時間を割いても、完璧に業務をこなしても、それがゴールに結びつくわけでありません。ゴールを決められるのはプレーヤーだけ。マネージャーは直接的に勝利に貢献することは出来ません。
けれども技術面で貢献できない分、その他で貢献できることはたくさんあると思っています。プレーヤーがそれぞれの強みであるプレーを磨き、チームにとっての「価値」を生み出すことで勝利に貢献しようと日々励む一方、マネージャーもまたチームにとっての「価値」を生み出し、組織に貢献する必要があります。マネージャーの価値は主に運命面やチームの雰囲気作りといった面で発揮されるものです。最低限のやるべきことをやるのは当たり前。その上で自分に何が出来るのかを常に考え実行しなくては、チームの一員としての「価値」は薄いのではないかと思います。プレーヤーが一歩前を行き、それを後ろから支える存在ではなく、プレーヤーと一緒に今よりもっといいチームを常に目指す存在でありたい。チームの一員としてそうありたいと強く思います。
長くなりましたが、これが私の考える主務としての責任とチームの最高学年になるにあったって思うことです。そして、同期、後輩、プレーヤー、マネージャー、みんなと一緒に最高で最強のチームを目指して、半年後の引退するときには「やりきった」と思えるようなラストシーズンにしたいと思います。
最後になりましたが、日頃からご支援ご声援頂いているOBの皆様、保護者の皆様、スタッフの皆様、この場を借りて感謝申し上げます。昨シーズン、このような状況下で活動を継続できたのは皆様のお陰です。全ての関係者様に深く感謝申し上げます。そして、今シーズンもご支援ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
(4年・MG・鈴見)
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