タロットのために☆神話・民話の世界を探索
こんにちは、ソフィアです。
タロットに描かれたさまざまなシンボル。
魅力的ですよね。
もっと知りたいのに、背景となる知識が少ないために分からないものがあります。
そこをクリアしてタロットの道を進むためのお誘いです☆
書物探索への誘い
マルセイユ・タロットは南仏でできたものです。
ヨーロッパ周辺の文化的、歴史的背景が根底にあります。
マルセイユの港町という特性から、世界のさまざまな叡智が流入した歴史を元にできたことがマルセイユ・タロットのユニークな特徴です。
南仏の背景をもたない日本人のわたしたちにはピンとこないものがいくつもあります。
それで、神話や民話、聖典などで背景を補強しようというのがタロット愛好家への提案です。
タロットを片手に探索を楽しんでみてください。
入り口になる世界の神話
参考にもなりやすく、手に入りやすいのはギリシア神話・ローマ神話の本ですね。
例えば『戦車』のカードは太陽神アポロンの太陽の馬車が見立てられます。
『戦車』の馬車の馬具には太陽マークがついています。
神話を読めば、もっとシンボルに気づくかも知れません。
『正義』のカードの名前<LA JUSTICE>はローマ神話の正義の女神<Justice>の名前と同じものです。
天秤や剣のアトリビュート(持物)も同じです。
エジプト神話も大切ですし、中東の神話もむずかしいですが参考になります。
旧約聖書も、例えば『旧約聖書物語』とか読みものにしてあるものだと取っつきやすいです。
読みものでは作家さんの解釈が入りますが、背景を理解するための手掛かりになります。
『隠者』のカードを見ると、十戒のモーセっぽく見えると思うのはわたしだけじゃないでしょう。
モーセは青銅の蛇のついた杖をもっています。
『隠者』は真鍮色ではないものの、蛇っぽい杖をもっています。
神話が好きになったら、北欧神話や北米・南米・豪州の神話にも手を伸ばしてみるのもいいかも知れません。
奥深さを与える民話・伝説
民話や伝説にも、面白いもの・魅力的なものがあります。
アーサー王伝説、聖杯伝説などもいいですね。
タロットには杯のスートがありますし、大アルカナの中でどれを聖杯に見立てるか考えるのも楽しいです。
アラビアン・ナイトもきっと世界を広げてくれるでしょう。
グリム童話やペロー童話などの民話には聞き覚えがあるものもあります。
『眠れる森の美女』や『白蛇』など、民話にはカードの理解につながるだけでなく、わたしたちの現代的理性に凝り固まった思考をゆるめたり揺さぶったりしてくれる作用があります。
『眠れる森の美女』はディズニーの『オーロラ姫』ではない、元のものを読んでください。
元々は、「オーロラ姫」は眠れる森の美女の娘の名前で、「明け方・曙」の意味があります。
「眠る≒夜」から「明け方≒朝」がでてくるわけです。
さらにオーロラ姫の弟「ジュール王子」も誕生したとなっていますが、ジュールは「昼」を意味し、より「明るさ」が増した状態への移行が示されています。
残念ながらディズニー・バージョンでは端折られています。
これらの書物の知識を取り入れると、必ずと言っていいほど、どれかのカードの叡智に結び付きます。
神話や民話を一度に踏破しようとすると大変ですが、その情報はタロットの世界を探索する「ランプ≒明るさ」になるかも知れませんよ。
わたしも面白い書物で楽しくタロットの探索します♡
絶版の本などは図書館を介して取り寄せて読ませてもらうことができるので、ぜひ。
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