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働くママのおっぱい(母乳)問題【搾乳】について

今朝のNHKの番組、朝イチで
働くママの母乳の搾乳について扱っていました。

ご存知ない方も多いかと思いますが
母乳は赤ちゃんが飲みたいときに出てくるというよりは
赤ちゃんが飲み終わった後、次の授乳までに
一生懸命に母体で作成されています。

ですので、赤ちゃんと離れて職場復帰されたママの母体は
おっぱいはオートマチックに作られますが
(このこともとても神秘的で素晴らしいことですね)
飲んでくれる赤ちゃんがいないので
母体、ママの体に溜まってしまうのです。

溜まってしまって出せないと
ママの体の中で炎症を起こしてしまいます。

そんな、赤ちゃんと離れて仕事復帰されたママには
仕事中でも、搾乳、つまりおっぱいを出す必要があるのです。

でも、仕事場で男性が、もちろん女性でも他人が横にいらっしゃる中で
なかなか搾乳できるわけではありません。

母乳は冷蔵や冷凍すれば
あとで赤ちゃんに飲んでもらうこともできるのですが
1人での職場のプライベート空間というと
個室のトイレしかないところも多く
トイレで搾乳した母乳を赤ちゃんに飲んでもらうには
衛生面でも問題が多くて
働くママはその母乳を捨ててしまうかしかありません。

母乳で育ててもミルクで育ててもママの赤ちゃんへの愛情は全く変わりはないのですが
母乳育児を選択したママにとっては
大切な赤ちゃんの大切な食べ物である母乳を捨てる罪悪感や
赤ちゃんと離れて仕事復帰している現状への罪悪感
つまり直接赤ちゃんに飲んでもらえない状況の自分にすごくモヤモヤして自分を責めてしまうのです。

そんな中で、産休明けの女性の大切な戦力の離職につながらないようにとの配慮などから、社内に
搾乳室 や
搾乳したおっぱいを保存できる冷蔵庫 などを
整備し始めている企業も紹介されていました。

また、労働基準法には以下の規定が実はあるのです。
生後満1年に達しない乳児を育てる女性は,一般の休憩時間とは別に,1日2回,それぞれ少なくとも30分の育児時間を請求することができます。使用者は,育児時間中は,その女性労働者を使用してはなりません(労基法第67条)。

これは勤務中であっても、搾乳のために少なくとも30分離席していても大丈夫ということ!

番組内ではこのような法律があるということをすごく驚かれていました。

実はわたしはもともと国の機関で働いていて
この搾乳室や冷蔵庫の完備や育児時間の使用などは
当たり前に存在しました。

もう何十年も前のことです。

いわゆる生理休暇といって
有給休暇の使用ではなくて
例え方が違うかもしれませんが忌引のように
生理の際は最高2日間のお休みをとっていい制度もありました。
(これは現在もあるかは未確認です)

今回は平野ノラさんがお仕事の中での搾乳のことをSNSで投稿したことがきっかけで
搾乳について多くの方が目を向けるきっかけになった
という内容の番組でした。

わたしが国の機関で働いていた数十年前でも当たり前にあった制度なのに
国の機関としてきっとそれを実施していた
厚生労働省の方々から世間への働きかけがどうして足りなかったのか
わたしは残念でなりませんでした。

でも、
今回の平野ノラさんのように
制度としての強制ではなく環境を整えていこうとされている企業さんのように
言われたから仕方なくするのではなく
よりよくしていこうという
肩の力を抜きつつの想いって
とても大切だと思います。

あなたも
今回の搾乳のことに限らず、
ご自分の『イヤ』は当たり前、しょうがないことと思わずに
「どうにかできるのでは!」の視点があるのかも!
と、頭の片隅にでも置いておいて欲しいのです。

息子のLINEのアイコンが
彼の小さい時の写真に変わっていて(≧∀≦)

搾乳を扱ったTV番組と自分の子育てのころを思い出したことが重なり
つい今日も長文になりました。

最後まで読んでくださって
本当にありがとうございました♡

Sophiaともこ

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