【ソフィア保育園】園便り 2021年6月
例年よりも早い梅雨の始まりに、じめじめとした心地悪い気持ちに
なることもありますが、子どもと一緒にこの言葉を唱えてみてください。
なんだか、楽しい気分になれるかもしれません。
「ことば」というものは、その一言で、楽しい気持ちにもなり、
どん底の気分になることもありますね。
学力の根底にある力は、「国語力」だとよく言われます。
「考える」時、その物事を言葉に置き換えて考えます。
算数科目を学ぶ上にも、計算力は必要ですが、算術問題になり
『この問題は足し算なのか、引き算なのか、』
と理解し解決する力は言葉の力です。
言葉の数、言葉を理解する力は、
ソフィア時代に充分に育てていきたいものです。
本が好きになることがスタートですが、好きな本をみつけて読む。
ということと、学力に通ずる「読む力」は異なります。
学力に通じる力は熟読です。その文章に集中して読めるという力は、
物事に注目する力、がまんする力、あきらめない力、
チャレンジする力、など乳幼児期に大きく育つ力が核になります。
3歳児クラスから、石井方式の漢字絵本(漢字かなまじり絵本)
を使用しています。ひらがなだけではなく漢字が入ることにより、
文の意味が頭にイメージができます。
(「はな」ではなく、「鼻」と漢字で書くと、顔の真ん中にある鼻を思い浮かべられます。)
毎月の漢字絵本を読むというカリキュラムをすすめる中で、
文章をイメージして読む力、理解する力が育ってきます。
しかし、もちろん、一番の乳幼児期の国語教育は、
まわりの大人の正しい、愛ある、豊富な言葉かけであることを忘れてはなりません。
ソフィア東生駒こども園
園長 中畑 直美