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【ソフィア保育園】園便り 2021年7月

なにをしても思うことは子どものこと。
子どもは今何をしているのかなあ?
子どものことがまぶたに焼きついて眠れない。
上記の歌は、万葉の歌人山上憶良が、旅先から歌った歌です。
思うことしかできない万葉時代。
親の気持ちの深さが1000年前の一つの歌から伝わってきます。
今の時代は、
どんな場所にいてもWi-Fiがつながれば声も聞こえるし姿もみられます。
老人施設は、コロナ対策として直接の面会ではなくオンライン面会が叶う
施設があります。オンラインで定期的に顔や声を聞いていた娘さんが、
ある日、防護服を身にまとい面会に行き、
手を握り合ったときに「やっと会えたね」と
話している姿がニュースで流れていたことがあります。
施設にいるお父さんの涙をみて、本物の手のぬくみ、
目の前にいる本物の娘さんがいう言葉は、オンラインでは伝えきれない
何倍もの力になってその人の感性を刺激したのだと感じました。
大事な言葉を発する口を覆い隠さないといけないようになり、
子どもたちの心に、脳裏に丁寧な言葉、やさしいまなざしを
本物の生身の人として愛をもち伝えなければと思います。
笹の葉がゆれる7月、子どもたち一人ひとりの1日が、幸せにつつまれますように。
たなばたに願いを託します。
                       ソフィア東生駒こども園
                         園長 中畑直実

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