「諦めるな」という言葉の表と裏
「諦める」と聞くと、ネガティブなイメージがありますよね。
「根性がない」
「弱い」
「負け犬」
こんな風に諦めた人を形容することがありますよね。
でも諦めないことってそんなに大事なのでしょうか。
諦めるの語源は「明らむ」
仏教では、「物事の理(ことわり)をはっきりした上で、その理に合わないことを捨てる」という意味があるそうです。
つまり、合理的でない選択肢を切り捨てる=要らないモノを捨てるという極めて自然な考え方です。
ただ、小さい頃から何かと諦めるなと教えられ、諦めた人=逃げた人とみなし、盲目的に諦めないことが美徳だと信じていないでしょうか。
物事を成しうるために諦めないことは大切です。
手段と目的をはき違えなければです。
目的に然る手段として、正しい努力を継続することが大事だと思います。
何がなんでも諦めないことが美徳ではないんです。
「無駄な努力なんてない」
⇒非合理な努力を無駄と捉えるならば、無駄な努力はあります。
耳障りの良い言葉に魅せられて人生の貴重な時間を浪費しないでください。
極端に言うと、諦めないとは明らめないことです。
もし、目的にそぐわない努力を諦めきれずにいるのなら、それは「非合理な選択肢に固執しているだけ」なのかもしれません。
現状の自分を変える勇気が持てていないだけなのかもしれません。
人生で大事な事は指で数えられるほどです。
私たちはもっとしっかりと自分に向き合い、もっと諦めていいと思います。
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