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【外資IT勤務フルタイムワーママ】 トリプルP 認定ファシリテーターになる #2
SOPH 代表であり、某外資 IT 企業でフルタイムで働く企業人でもあるわたし。
タイトル通り、トリプル P のグループ講座を提供することが出来る資格を取ることにしました。
本日時点では 3 日間のトレーニングのまさに中盤。こちらの続きです。
『トリプル P:前向き子育てプログラム』はオーストラリアクイーンズランド大学での研究結果(臨床心理学) と膨大な臨床データ (認知行動療法) に基づいて開発され、世界25カ国以上で実施されている親向けの子育て支援プログラムです。
講座初日~中盤まで
外資 IT の業務以外のオンライン講座受講は久しぶり
わたし自身はおそらく年間 50 本以上、外資 IT のエンジニアとして技術的なワークショップなどをやっています。この生活をもう 10 数年していて、対面でのワークショップを全国あちこちでやっていた時代から、コロナ禍を経て今は完全に Teams 会議でのワークショップを実施してます。
参加人数は 10 人程度から 300 人程度まで。
こんなわたしがワークショップを提供する側ではなく、受講者として。
そして、外資 IT の文脈以外でオンラインの集団講座 (しかも録画視聴とかでなくて "今まさに" 行われる講座) に参加するのは、ついぞ記憶がない。
講座の内容に興味があるという観点だけではなく、こういった観点でもめちゃくちゃ楽しみでした。
さて、いざ受講!
(土日祝日の朝 9 時からとか…結構しんどい)
うん、支援者側の方が多いな
始まっての第一印象。すぐにそらそーだ。と思いました。
ファシリテーターになろうという方は、いわゆる "育児支援者" という立場の方が多いだろうと思っていましたし、
実際、受講者の方のご職業は聞いていませんが、教育関係者 (たぶん保育園の園長先生とか主任とか、その層の方?) とか医療関係者っぽいひととか(小児科医さんとか?) 、心理職の方が多い印象。
行政の方っぽい雰囲気もあり、子育て支援しておりますオーラが皆様それぞれにじみ出ているようでした。
今年からこういった想いを背景に SOPH を仲間と共にはじめたものの、IT 畑で十数年みたいなわたしは異色感。
なんだかちょっと…ひよる。ぴよぴよ。ぴえん。
おや?わたし…結構いけるかも
最初は自分のバックグラウンド (IT) がトリプル P ファシリテータ講座の受講者層の (想像した) バックグラウンドと大きくずれている雰囲気を感じてひよったものの。
段々、ひよっていた気持ちがなくなっていって、ひよることないわ、わたしめっちゃインパクトのあるバックグラウンド持っているわ…と気付いた。
いまのいままで、気付かなかった。
そのバックグラウンドは、当事者としてのどっぷりな経験。
2022 年 5 月にトリプル P グループ講座に 10 週間参加した後、一年以上理論と実践を繰り返しながら、子どもたちに対して一生懸命向き合ってきました。
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わたしはこの椅子に座ってよくこの壁を見ている
それ故か、ファシリテータ講座で教材として出てくる親子の事例、自分のことかと思った。フレッシュに心をえぐられて、泣きそうになった。
(リアルに共感しすぎてちょっと泣いてる人なんてわたしくらいだった気がする)
もしかしたら、わたしのような、SOPH メンバーのような、本気で当事者として、子育てにトリプル P を使って自分の家庭運営をしているバックグラウンドを持ったファシリテーターはあまりいないのかもしれない。
だから、わたしみたいにバックグラウンドが全然違っても、実践と理論を繰り返していることを武器に、よりリアルな感覚で学びを提供できる気がした。
ファシリテーター講座自体は、自分が当事者として読み込んできた内容に対して、どういう意図があるのか、どのようは背景で伝えてくのかといった観点を新たに得られてとても面白いです。
この講座の中で、アクセスできる資料などもとても学びになる。
受けて、よかった。(まだ終わってないけど)
もうひとつ、わたしの強みを見つけたかも
当事者としてどっぷりな経験、これがわたしの、SOPH メンバーの強みだという気づきは個人的にとてもインパクトがありましたが、
それ以外にもうひとつみつけちゃったかも…とはっとしたことが。
外資 IT で積み上げてきたわたしのワークショップ スキル、オンライン講座の運営スキル、講座の中でどう受講者と関係を構築してどこへ向かっていけばいいのか。尊敬するこの方のこの本で語られているような、哲学。
わたし自身、この方の実際にプレゼンを拝見する機会は何度もありましたし、他にもすごい人のプレゼンを色々目にする機会があります。
そして、それをベースに自身がワークショップやるときに組み入れて、もっともっと品質の良いものを…って毎日取り組んでる。理論と実践を積み上げている。
あれ…このわたしが持ってる講座運営スキル、オンライン講座での立ち居振る舞い、プレゼンのポイントなどなど、これって世の中的には当たり前ではないのかも?もしかして、すごい強みなんじゃないか?
受講者として、勤務する外資 IT の文脈ではない世界のオンライン講座を受講したら、こんなことに気づきました。
SOPH の講座では、特にオンライン講座運営において、わたしのノウハウを反映しています。
もしかするとこのオンライン講座のお作法は、親向けに講座を提供したい支援者の方たちにお伝えできれば、喜んでいただけるのかもしれない。
わくわくがまた生まれてしまいました。
さて、とりあえずは目の前のファシリテータ資格の取得をば。
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