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「オンボロ屋敷の桃色ヤモリくん」第3話

連載小説(不定期)「オンボロ屋敷の桃色ヤモリくん」第3話

「不思議な夢」

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 ボクが、はじめて我が家でヤモリくんを見つけた年には、それから何度か家の外壁や庭木の上で、愛嬌のある丸顔のヤモリくんが、ノソノソと動いているのを見かける事があった。

 しかし、やがて木々の葉が赤や黄色に染まり、北風が吹く冬が訪れるころに成ると、ヤモリくんの姿をみかける事もなくなった。


 しかし、ボクは冬の間に不思議な夢を見た・・・。

 それは、例のヤモリくんが、寒い冬の間は南の国にいて、のんびりとバカンスを楽しんでいる姿を見たのだ。

「えっ、ヤモリくん、どうしちゃったのさ。この寒い冬の時に・・・」

と声をかけようとしたところで、ボクは目が覚めた。

「あっ、ここはどこ、ボクはだれ?・・・」とハッとして辺りを見回して、はじめて夢だったと気づほどハッキリとした夢だった・・・。

 だけど、どうしてボクは、ヤモリくんの夢なんか見るのだろうかと不思議に思ったのだった・・・。

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 だが、次の日も、あのヤモリくんが、ボクの夢に現れた。
そして次の次の日も、そのまた次の日も・・・。

 ボクは、妹に相談してみようかと思った。


 しかし、夢の中に例のヤモリくんが、でて来るのだがどうしたものだろうか?と聞くのが、少しはばかられて聞けずにいたのだったが・・・。

 とうとうボクは、意を決して妹に相談してみようと思って不思議な夢の話をしたのだった。


 すると妹は・・・。

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連載小説(不定期)「オンボロ屋敷の桃色ヤモリくん」第3話「不思議な夢」

終り

連載小説(不定期)
「オンボロ屋敷の桃色ヤモリくん」第4話「夢のお告げ」へ つづく

第4話「夢のお告げ」はこちら

第2話はこちら


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コメント 2020-07-15 154257


2020.8.1

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