政治への批判や不満があるなら政治家に成って変えろの詭弁

　政治家や元政治家の方、そしてその支持者の方たちの中に「政治に対して批判や不満があるのなら政治家に成って変えれば良い」と言う方たちがいる。

　だが、実際に政治家に対して批判をしていた芸能人の方に、立候補の噂が上がると。こんどは「何だ選挙目当てだったのか」と批判する。

　結局このような政治家や元政治家の方やその支持者たちは自分達への批判を聴く気がなく許さないだけなのだ。

　そしてとことん自分たちだけの事しか考えていないのだろう。そして政治家という立場を、自分たちに都合の良い単に権力を行使できる立場としか考えていないのだ。

　このような者たちにとって、国民の生活や命などは二の次三の次でしかない。

　兎に角、国民の不満などは知った事か黙って居ろ！とだけ考えている。で選挙で選ばれているのだから、それだけで自分たちの事だけやる権利を得ていると強弁する。

　だから政治家や政治を批判するなら、政治家に成って変えれば良いと言うのだ。そしてそれは、自分たちは国民の批判や不満を聞いたところで変える気などないと言っているのも同然なのだ。

　しかし、民主主義とは選挙で選ばれたものが、多くの者の意見を聴き、それを集約してより良い選択をする事だろうと思う。

　彼らが、そのことを放棄するなら民主主義ではなく、自分たちのやりたい事だけやって民を従わせる専制君主と同じではないか。

　政治を批判したり変えたいというのなら、彼らの言うように自分も政治家に成って変えるしかないのかと言うと。

　それも一つの方法ではあるが、そんなことはない。彼らを落選させれば良いのだ。

　彼らに代われる人材など山ほどいるのは、今回のコロナ対策の無策で遅すぎる対策を見れば。何処かその辺の普通のおじさんを連れて来てやらせた方がよっぽど上手くやれる事を示してしまったのだから・・・。

2020.5.30   31.加筆