連載童話「タンポポの詩」その6「優しい王様」この作品は、投げ銭方式ですので無料で読むことが出来ます。
連載童話「タンポポの詩」その6
前回のあらすじ
その5「少年と少女」
少年が、たて琴を弾きながら歌う、
噴水広場の前にパン屋がありました。
そのパン屋は、
母親と少女の二人が営む小さなお店でした。
少年は、時々その店でパンを買って帰りました。
ある日の事です。
少年が、いつものようにパンを買って帰ろうとすると。
少女が、少年の入れ物に、パンをひとつ多く入れてくれたのでした。
パン屋の少女は、いつも安いパンだけを買って帰る少年に
同情したのかも知れません。
そ