第5節vs三菱養和 マッチレポート
怒涛の攻撃も実らず
T.U.A.SCの弱点であるコーナーキックから失点も、90分通して相手に決定機を与えることなく、主導権を握り試合を行うことができた。シュート数、チャンスの回数は相手を大きく上回るも、あと1点が遠く逆転することができなかった。ビックチャンスを迎えた時のメンタル状態は非常に難しい。冷静な時が決まるときもあれば、力づくで押し込むことが正解な時もある。経験が必要だと思うが、言えることは一喜一憂せず次のチャンスに備えることが重要だ。
GK深谷の怪我
シュートストップにおいて都リーグで右に出る者はいないだろう。我々にとって重要な戦力である深谷が今節怪我をした。怪我はどんなに良い準備・トレーニングをしても避けられない時がある。1回の怪我で選手生命を絶たれる選手もいる。現役で上を目指していば焦燥感や虚無感に襲われるだろう。
日頃からチームに「良い準備をしてほしい」と必ず伝えるようにしている。試合で良いプレーをする為はもちろんだが、社会人に対しては怪我をしない為の意味合いが強い。仕事や家族行事に支障を出してほしくないからだ。社会人になった今、サッカーだけでなく仕事もプライベートも100%で闘って楽しんでほしい。今後、深谷はチームのサポートをメインに活動していくと思うが、チーム全員が選手としての復活を待ち望んでいる。
スポーツとの関わり方は人それぞれだと思うが、選手であり続けることが私はカッコいいと考える。指導者に立場を変えることも良い判断だと思うし、違った楽しさがあることも理解している。しかし時間と年齢には逆らえない人生、体の無理が効き全力で走れる時間は少ない。夢・期待・周りからのプレッシャーから解放された”少し上手い”アマチュア選手が、社会人リーグというカテゴリーで心からサッカーを楽しみ、心の豊かさを高めていって欲しい。
戦友の観戦
キャップの同期が試合観戦に来てくれた。4年間共に戦ってくれた仲間が見に来てくれるのは本当に嬉しい(そのまま入ればいいのに)。先週のマッチレポートで記載した通り、T.U.A.SCがツールとして仲間・家族が集うチームを目指している。その為に平日に時間を作り、各自でトレーニングを行い、魅力がある試合を創り上げていきたい。
キャップ総括
”ゴールに向かうこと”を追求していく必要がある。綺麗に崩す、サイドの深い位置からクロスを入れてワンタッチで合わせて点を取るというイメージから脱却ができてないと感じている。プレミアリーグを見ていれば、中が1人でもピンポイントでアーリークロスを入れたり、CBからゴールに直結するパスが非常に多い。日本は「シュートを打つ為」にプレーを逆算していく印象があるが、プレミアリーグは「1点を取る為」に全員が直線的にプレーする。
今節サイド攻撃が多かったが、無理矢理縦パスを入れたり、ゴールに向かうイン巻きのクロスも必要だったと反省している。「相手が怖いことは何か」次節以降、より脅威を与えられる攻撃を増やしたい。
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