第4節vsFLUTTO-FLUTTO マッチレポート
勝負分ける局面は一瞬では無い
レベルが拮抗した試合になると勝負を分けるのは一瞬だ。しかし今節は、全ての局面において相手より劣っていた。「1対1、競り合い、セカンド、球際」この勝負に連続して負けると6失点する。魂は必ず必要だが、五分五分のボールを「技術」でマイボールにする術や競り合いで「あえて勝たない」でボールを流す技術など、勝てないなら”負けないやり方”があるはずだ。特にT.U.Aは、小柄で体の線が細い選手が多い。こういう選手が勝つには頭を使い、力で勝負しないことが重要だ。
私の話になるが、ボール奪取・球際の激しさ・走力でプロを目指していたが、度重なる怪我で攻撃的な選手にプレースタイルを変えた。その中でいかに球際をマイボールにするか、激しいチャージを受けた時にボールロストしないようにするか追求した。フィジカル負けして相手に飛ばされてもボールが転がる先は味方になる技、姿勢を極端に低くして相手とコンタクトするなど細かいが勝つ為に工夫した。社会人から学生へ経験・技術を伝えられるチームにしていきたい。
前節から改善した立ち上がり
前節開始早々に2失点したが、今節は開始20分までは拮抗した試合ができた。10番牧のFKが決まっていれば先制できた(心から決めて欲しい)。相手陣地でもボールを動かすことができ、先制点次第では違う展開になったと考えられる。ボールの動かし方が横だったので、縦や斜めに少し遊びのパスが入れば11番上野、28番榮村により良い状況を作ることができたであろう。
3番寺門ファミリー観戦
寺門ファミリーが試合観戦に来てくれた。中学生からの長い付き合いが故、感慨深いものがある(対戦相手にも中学時のチームメイトがいた)。今節も持ち前のリーダーシップ・各プレーにおける技術の高さを示してくれた。”誰か”の声かけにより失点に関わったが、自身に目を向けて次節も攻守両面での活躍を期待している。
キャップはT.U.A.SCを選手だけが集まる場所ではなく、サッカーを通して家族やパートナーも集まれる場所にしたい。選手だけで活動していくチームではなく、OBはもちろん家族・前監督・農大出身など関わる全員にとって良い場所になることが目標だ。
キャプテン総括
現状は「OBが主体になり楽しくサッカーをするチーム」だ。キャップが目指しているのは「OBが主体になり楽しくサッカーをして勝利を全員で喜ぶチーム」である。全員というのはもちろんT.U.A.SC に関わる全ての人だ。結果は出てないがどの相手にも劣ってると思わない。8番小倉が痙攣している中走る姿、28番榮村、19番栗原、24番甲斐は社会人の何倍も戦っている。あと少しで勝利に届く、全員が継続して取り組むことが大切だ。