世界最大級の楽器展示会「NAMM Show」でモニターヘッドホン『MDR-MV1』が大賞受賞!
ソニー広報部のKKです。
"ソニーのヘッドホン"と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?アスリートも愛用するという『WH-1000XM5』でしょうか?某一発撮りコンテンツでもアーティストが装着している『MDR-CD900ST』でしょうか?実は、2023年5月に発売したモニターヘッドホン『MDR-MV1』が楽器・音楽制作機材業界の方々に選ばれてとある賞を受賞し、いま注目を集めています!
The 2024 NAMM Show
NAMM TEC Awards大賞受賞
2024年1月25日~28日にアメリカ カリフォルニア州で開催された世界最大級の楽器展示会「The 2024 NAMM Show(ナムショー)」。NAMM Showは、世界各国の楽器メーカーや音楽制作機材関連企業などが集まる、年に一度の見本市です。
NAMM Showでは、NAMM TEC Awardsとして、ヘッドホンやマイク、関連ソフトウエアなどのさまざまなカテゴリーにおいてWinner(大賞)が選ばれます。NAMM TEC Awardsは記名式の投票制で選ばれる仕組みになっており、まずは各カテゴリーに5つほどの製品・サービス等がファイナリストとしてノミネートされます。その後、ファイナリストから各カテゴリーでひとつだけ大賞が選ばれるという流れになっています。
今回、ソニーからは下記の2つの製品がファイナリストとしてノミネートされ、そのうち1つが大賞を受賞しました!
『C-80』は、ボーカルや楽器、ボイスコンテンツを自宅で録音し配信するクリエイター向けの単一指向性コンデンサーマイクロホン。魅力的な製品が多数存在する部門においてファイナリストに選出されました。
『MDR-MV1』は、立体音響コンテンツなどの制作に適した背面開放型モニターヘッドホン。実は、今回のNAMM TEC Awardsでは日本企業として唯一の大賞受賞となりました!
今年の出展の模様をレポート
今年のソニーブースでは、『C-80』や『MDR-MV1』のほかにも、クリエイター向けの製品やサービスを多数展示しました。
来場したクリエイターやサウンドエンジニアの方々が製品や技術を試用され、社員と意見交換をするなど貴重な機会となりました。
また、製品展示だけではなく、スタジオの音場環境をヘッドホンで高精度に再現する立体音響技術「360 Virtual Mixing Environment」(以下、「360VME」)の測定サービスのデモも行いました。360VMEは、ヘッドホンで多チャンネルのスタジオの音場を再現し、クリエイターが場所の制約を受けずにどこでも立体音響コンテンツ制作ができる環境をサポートします。
NAMM Showではブース内に5.1chのスタジオ環境を備えた防音室を設置。その環境を360VME技術を用いて『MDR-MV1』で再現するデモ※を行いました。著名なアーティストの方にもご体験いただくことができ、その再現精度の高さに驚かれていました。
※実際のスタジオで行われている測定サービスとは一部内容が異なります。
さらに、グラミー賞受賞歴のあるサウンドエンジニアのジョージ・マッセンバーグ氏やフランク・フィリペッティ氏などの業界関係者やアーティストが登壇するトークセッションも開催。ソニーのテクノロジーによる音楽制作環境の進化やそのクオリティの高さなどについて語りました。
音楽制作のプロも愛用『MDR-MV1』
大賞を受賞した『MDR-MV1』は、クリエイターが求める音質や装着性を実現するために、ソニーミュージックをはじめとするさまざまな制作現場のサウンドエンジニアとの協業により開発しています。ソニーが長年培ってきたプロ用モニターヘッドホンの技術を活用し、プロの現場と共創している商品です。実際の音楽制作現場に『MDR-MV1』を持ち込むなどして、立体音響音源制作や、その前段のトラック制作部分などでの使用感について現場の方から多くのフィードバックをいただき、製品に反映しています。開発の詳細については、『MDR-MV1』の開発者インタビューをぜひご覧ください。
立体音響やハイレゾといった高解像度な音源の普及により制作環境やレコーディング機器の進化も求められる中、『MDR-MV1』は新たな基準となるクリエイター向けモニターヘッドホンとして実際の音楽制作現場でも活用されています。さまざまなアーティストの音楽制作に携わるサウンドエンジニアからも「低域の再現力や音の距離感が分かりやすく、また軽くて抜群の装着感」というお声をいただいており、立体音響制作やステレオミックスの現場でも『MDR-MV1』が活用されています。
まとめ
世界最大級の楽器展示会にて、クリエイターや業界関係者の方々の投票により大賞を受賞した『MDR-MV1』は、プロの音楽制作現場でご活用いただいています。ご興味を持たれた方は、その音質や装着性などをぜひ一度お試しください!