誰かが見つけてくれる自分があって今がある

思い返すと、自分が知らない自分、人に見つけてもらえることが多かった。

たまたま入った陸上部で見つけられる。
中学生時代、両親の経験からの、バレー部は人が多い、バスケ部も尻込み、、でなんでだったか陸上部に。

背が高いからか走高跳やってみるかとなり、たまたま高く跳べ、選手に選ばれ、入賞したり、府大会なんかに出場することになる。顧問の先生はテンション高かったけど、私自身は何もすごい気はしない。だって何も特別なことなんてしてないから。。

そして高校生になり、散々迷って陸上部。入部は遅い方で、走高跳やってて、、とかから、入っていきなり出場選手に選ばれる。入賞して、全校集会の時に表彰とかされる。

でも、これもまたそんなに厳しい練習もしないし、冬になったら長距離嫌いだからどうにかして休めないかばかり考えてる、、、のにキャプテンにまで選ばれる。自分ではキャプテンに向いてない個人プレーの人間だからと思っていたけれど。。

そうこんな具合に、体育会系で育ってきて、ダンスなんて体育祭で踊った程度、フラメンコは、ほんとに向いてないと思ってた。

フラメンコを習い始め、またここで見つけてもらう。
わりと早い段階で舞踊団に選んでもらえ、タブラオに出始める。
(タブラオとは、フラメンコショーが観れるレストラン)

なんとフラメンコのメイク、これが似合ったらしい。そして、髪をまとめて下の方でお団子(モニョという)にするのだけれど、これにすることで顔の形がごまかせて良いらしい。そして、舞台映えする、というなんともビックリな言葉をもらう。

こんな風に自分で知らない自分を見つけてくれた恩師は、今も変わらず、いつまでも恩師である。

舞台に立たせてもらい始めて、いままでに感じたことのない感情
「自分の踊りを観て、明日また頑張ろうって思ってくれたらいいなー」
自分がこんなこと思うとは思わなかった。

それでも、群舞でオマケのように踊らせていただいてる1人、教室のお姉さま方は応援してくれてるけど、そんなに気にも留められてないだろうなと思っていたら、居たんです、観てくれてた人が。それも女性!たまたまお客として観てて、仲間内でわいわい写真撮って騒いでたたら、カウンターで近くに座ってたから一緒に撮ったりしてたら、なんと私のファンだと、、、どっひゃー!
その時に、この人は私を私として認識してくれてるんだって、なんともいえない喜びを感じたのを覚えてる。

そうしてその数年後、飲食店で働くようになって
「明日また頑張ろうって思ってくれたらいいなー」
といつしか思ってた。これがあの時の気持ちと同じだと気付いたのは、数年後の話。ただまぁ飲食店は営業時間が長いから、ホールという舞台に立ちっぱなしはなかなかハードだけど。

今、こんな時だから余計になんだろうけど
「観た人が明日また頑張ろうって思ってくれたらいいなー」
と思いながら、広報協力をやっている。もちろん出演者の人たちにも、出来るだけ笑顔でいて欲しいと思う。もちろん、私も笑顔に。

win-win-win じゃなければ、続かない。
こんな風に考える自分になったのは、いろんな自分を見つけてくれた人のおかげである。ここからお仕事に繋がっていくかなぁ~winつなが〜れ~♪

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