続 そもそも なんでだろう
前回のこと もうちょっと深く掘ってみた。
飲食店で働く前、学校を卒業した後は、「普通に」何の疑いもなく企業に就職して、営業事務とか秘書とかしていた。その時に、友達がスペインに新婚旅行で行ってフラメンコを観た「天王寺にあるねん、観に行きたい!」と連れられてフラメンコを観に行き、フラメンコに出会う。まさかその後、毎日のように通うとは当時の私は知る由もない。
実際始めたのは、その1年後。当時は、まだSNSとか活発でなく、アンケートで書いた自宅の住所に案内のハガキが届いたりもしてましたが、ちょうど家の都合で習い事を始めるという状況でなくなり、、それでも1年くらいしたら始めるんですね、これも縁があったんだと。
当時始めた教室はこちらのスペイン企画
講師の方が数名、スペイン人講師も居る。先生の代教というスタイルでなく、それぞれの講師のクラスを受ける、という教室、というか学校みたいな感じ。そのスタイルとオーナーの考えが好き、今も。ここでは毎週金曜日に「Viernes Flamenco(ビエルネス フラメンコ」というフラメンコショーをやってました。(今は、本町に移転、月に1度開催しているよう)
講師の方々がそこで踊り、スペイン人の踊りも観れて、サングリアがおいしかった。当時は大きい鍋でパエジャ作ってて、めちゃ美味しかった記憶しかない。イベントの後はそこで焼きそばも作ってたな。。。
色々あっての、そのフラメンコから、スペインから、のスペインバルにアルバイトで働き始め、あれよあれよと社員になり店長になり、スタッフも増え、、、で踊る時間も意欲もなくなってところ、店の周年イベントで「フラメンコやりましょうか」のシェフの言葉がきっかけで、店舗でのフラメンコイベントかスタートします。それが1年に1度開催が何年か続いた後、2ヶ月に1度の開催に。この会社、オーナーは、文化を大事にされており、今も出会いに感謝している。
このイベントは、、満席にしないと赤字になるという恐ろしいイベント。それまでも、OLの時はやったことのなかった黒板書き、グルメサイトの更新などでお客を呼ぶということを上司から教わり続けてましたが、ここに来て、「お客さん入らんかったらイベントやらせへんよ」というプレッシャー。チラシなども他の店舗の店長さんのやってることを店長会で見聞きしたり、上司やシェフにアドバイスを受けたりしながらやっていきます。最初は何言ってるのか全く分からない、朝一からの店長会は、夜遅くまで勤務してた頭にはなかなか辛く、理解度はめちゃくちゃ低かった、、今だから言える。。
ただ、営業中の私は、OL時代、そんなに話すことを得意とはしていなかったのに、なぜかお客さま相手にはよくしゃべる、オススメ上手だと言われるようになります。人って分からないものですね。なので、営業中は興味を持ってくれそう、とビビビッと感じたお客様には「フラメンコ観てみませんか」「ご飯食べながら楽しいですよ」などと勧めまくることになるのです。ここから私の普及活動、伝えたい、は始まったのだと思います。
その後、SNSの普及などもあり、毎回満席の人気イベントになり、フラメンコ仲間も来てくれたり、出たいと言ってくださる方もいらっしゃる、そんなイベントになっていきました。
その後、退職後も意志を継いでやっていく、と言ってくれた同僚たちによって、イベントは開催されていましたが、回数は減っていき、コロナの影響もあり開催は難しくなってるのだと思われます。「何が何でもやるんや」そういった想い、あってこそ、なんだろうなと思うのです。
料理やショーのおいしさ、楽しさ、良さを伝えたいと思ったあのときから、それを伝える手段を探して、身に付けてきたけれど、まだまだ色々新しいことは増えるし、知らないことはいっぱい、これからも、必要にかられては、学び続けるのだろう。顔のしわより、脳みその皺を刻まねば。
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広報・PR協力 中小規模の飲食店、エンタメ関連を経験。
ホームページの更新、SNS発信、イベント当日運営フォローなどにも寄り添います。