バイオマスってなんだろう?
最近、「・・・バイオマスって何?」って聞かれることが多くなりました。
「それは…あの…バイオ使ったエネルギーやん!!(知らん)」
皆さんは答えられますか?笑
バイオマスとは?
バイオマス=生物(bio)+量(mass)を組み合わせた言葉です。
つまり、バイオマスエネルギーは
「たくさんの生き物からできるエネルギー」なのです。
この「バイオマス」という言葉は、今から16年前
「バイオマス・ニッポン総合戦略」という閣議決定で登場した
比較的新しい言葉らしいのです。
バイオマス・ニッポン総合戦略についてはこちら↓
次は、バイオマスエネルギーは具体的にどのようなものがあるのかをお伝えします。
バイオマスエネルギーは大きく3つに分かれ、それぞれ原料や用途が異なります。
これらは用途も様々です。
木質燃料➔ボイラー・蒸気・発電 (sonrakuはもちろんこれ!)
バイオ燃料➔交通(バスなど)
バイオガス➔発電 など
そういえば私は人口6,000人に対して牛70,000頭がいるという北海道士幌町というところに住んでいましたが(笑)、そういう地域ではバイオマス発電を自分の牛を使ってやっていました!
思えば、そして気づかないだけでバイオマスって私たちの身の回りにあるのかもしれませんね。
是非、ちょっと気に留めて生活してみてください!
バイオマスの2つの魅力
エコとして注目されている理由は2つあります。
1つはカーボンニュートラルという点。以前にカーボンニュートラルについての記事を載せているので具体的な説明はそちらで。
2つめは、廃棄物を利用しているからです。
例えば、生ごみ、糞尿。
これらからエネルギーを取り出して再利用することでゴミも減らすことができ、無駄のない資源活用に繋がります。
sonrakuが扱っている間伐材はゴミと言うと語弊があると感じていますが、使われないと環境にはよくないが、使うと地球に優しくなるという点では廃棄物をエネルギーに使用することと同じかなと思います。
課題も多いバイオマスエネルギー
下の図は日本での発電原料の構成図です。
日本のバイオマスエネルギーは2.2%。政府が推し進めてきたので数は若干増えてはきていますが、それでもかなり数字は低いという現状です。
2018年の日本国区内全体の電源構成(出所:ISEP)
地球に優しい・エコなどが注目される現代に、バイオマスエネルギーが何故こんなに普及しないのか…
3種類の燃料があるため、課題もいろいろですが共通して言えることは
コスト高…
化石燃料に比べると手間がかかる。
調べていくと『特に木質バイオマス発電はコストが高くつく』という意見も見つけて、苦笑い…(笑)
では、なぜ他のエネルギーと比べると高くついてしまうのか…
主に木質バイオマスのことですが、こちらの記事に理由が書かれています。
そういえば、井筒さんも講演の度に「ライバルは灯油!」と言っていたなぁと。(記事のライバルは重油でしたが)
そして、自分自身も毎月光熱費が数百円安く抑えられただけで「やった!」とガッツポーズしてたなぁと。
環境に優しくてもお財布に優しくないと受け入れられない世の中であり、私自身の考え方も変えないと…と反省しました。
以上
では
文責 城戸 和美