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ソノヤマ・タカスケ
2024年11月10日 00:20
2003年末、携帯型ロボットの企画がありました。 ロボホンに先駆けること12年、初代iPhoneの登場もまだ2年ほど待たねばならない、ガラケー全盛の頃です。 想定したのは、小学生ぐらいの子供が首から下げて情報提供や安否確認をおこなう、御守りのような情報端末です。単なるロボット型情報端末ではなく、新しいコミュニケーションのかたちを目指しました。それは、あえて断片的な情報を提供することで、人同
2024年10月31日 11:34
家電メーカー在籍中の2000年頃、研究部門で開発していたコミュニケーションロボットのデザインを担当する機会がありました。 提案したのは「できないことを明らかにするデザイン」です。 ロボットは他の工業製品に比べ、能力を過大評価される傾向にあります。「走れないの?」「物を運べないの?」なんかは序の口で「飛ばないの?」「目からビーム出ないの?」みたいな無茶な質問をされることが当時はたくさんあり