トゥシューズについて考えたい〜"シンデレラ・シューズ"を捕まえるフィッティング
みなさんこんにちは、ソノです♡
シンデレラシューズにはどうやったら出会えるのか?
今回は、これはもはや王子様側になってしまっている…ダンサーの呟きです。
実はこの前、久しぶりにバレエショップに行ってきました。こんなご時世なので、なるべく出かけないようにしていたのですが、どうしても必要なものがあり…
そこでまたまた久しぶりにトゥシューズのフィッティングをしたので、今回はその時思ったことを書こうかな、と思います。
みなさん、トゥシューズ、どこのメーカーのものを使っていらっしゃるのでしょうか。
私の行っている教室で最も多いのは、
シルビア「ネオチェリー」
グリシコ「2007」
の2つかな…と思っています。
ポワント初心者の子どもや大人の方にはまず「ネオチェリー」をお渡ししています。薄いピンクがthe・トゥシューズで美しいですね。
the・トゥシューズな見た目って意外と大事かなと思います。そこから感じるワクワクキラキラ感はトゥシューズの特別感を補強します。
初めてもらった瞬間を大切にすることは、ポワントというバレエの象徴を大事に思うことにも関わりますし、バレエをやっていた経験としてきっと重たい瞬間と思うからです。大人も子どもも関係なく。
そして、その瞬間から、自分自身が納得するために、相棒になってくれるトゥシューズとのお付き合いが始まります。
私の友人が、信頼できるトゥシューズのことを「シンデレラシューズ」と呼んでいました。素敵な響きだなあ、と思ったので私も使っていきます。
しかし、シンデレラシューズを探す私たちは、お姫様ではなくもはや王子様側になっているのでは……
さあ本題です。
みなさんは、トゥシューズのフィッティングの際、何を基準に選ばれますか??
フィッティング専用のトゥシューズを用意しているバレエ ショップでは希望のサイズのものをはけなかったり、手で曲げたり軽くでも押したりしないで!と言われたり、両足で立たないでと言われたり…
商品なので当たり前なのですが…
結局、これならいけるかもしれない…?という半信半疑で買ってお教室で試してみる…という方も多いのではないでしょうか。
個人的なフィッティングの際に見ているポイントは
①足がシューズ内に綺麗に収まっており、歪な見た目になっていないか。
②ポワントで立った際にプラットフォーム全体で床を突くことができ、膝が伸ばせるか。
足幅の広い私の場合、足に合っていないシューズでは、立った時小指側が外から見てわかるほど膨らんだり、シューズに対して足が斜めに入ってしまったりします。
足に合うかどうか、
まず第一の基準は、ちゃんと足が最後まで真っ直ぐシューズ内に収まるか否かです。これは片足だけ立てる形でも、アテールでも確認できるので、フィッティングだけで十分わかります。
②は、足の力がが思い通りコントロールできるかに関わります。立ってみて楽に膝が伸ばせるようであれば、そのシューズで概ね身体を思うようにコントロールできるかなあ、と思っています。
以上は私の経験則なので、もちろん絶対的なものではありません。踊りによって種類を変える方もいらっしゃるようなので。
それはそうと、私のお教室で大人気なのはやはりグリシコ。見た目も綺麗で重さも軽いですしね。
3/4シャンクのプロフレックスは足裏に馴染みやすく人気なようです。
かく言う私も、長く2007を愛用していました。
何より重さが軽く、新品のものでもすぐ本番用にできる足馴染みの良さが気に入っていました。
今は種類を変えて、
カペジオ「カイリー」を使っています。
実は、2007は潰れるのがとても早い…と感じ、思い切って1年ほど前に種類をチェンジしました。
これもやはり、①に書いた、足の収まりの良さで選んでいます。外から見た時の見た目ですね。
床についていない方の足も形よく見え、爪先までパワーが伝わってくれる種類を選びました。
しかし、現在カペジオは在庫がとても少ないらしく…都会に住んでいても手に入れるのが毎回一苦労なのです…手放したくはないのですが…。
現在、トゥシューズは年間に何足もの新しいモデルが登場しています。改良もかなり加わって、痒いところに手が届く状態でもあります。
それと同時にシンデレラシューズの発見は難題になっていっていると言えるでしょう。
トゥシューズとのお付き合いのために、
トゥシューズに対しての、はたまたフィッティングに対しての自己基準を考えることが、シンデレラシューズかもしれないシューズの選択肢を絞ることになるかもしれません。
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