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「バレエって結局どこの国の踊りなの?」この質問にスッと答えられるようになりたい

こんにちはソノです♡
今回はなんとなく答えづらいあの質問。

「バレエって結局どこの踊りなの?」
 バレエを長くやっていると、何度もこの質問に出会います。

 バレエをひとつも見たことない人にも、端的に説明できるようになりたいのですが…
 今回は私なりにこう答えたらわかりやすい(かもしれない)し、聞いてもらえる!という回答をここにメモしておきます。一応友人や美容師のお姉さんお兄さん達で実証済みです。

ズバリ回答は

「バレエは、イタリア発祥、あの動き自体はフランスで育って、みんなが知る作品たちはそのあとロシアで出来た。」

です。

 "バレエはイタリアで生まれてフランスで育ち、ロシアで開花した"この言い回しはバレエをされている方には有名です。しかし実際のところ、これをこのまま何も知らない人に伝えても、育つ??開花??となるのがオチ…(私の経験上)
 しかし、幸いなことに日本ではクラシックバレエが子どもや大人の習い事として盛んです。なので、バレエ に触れたことが全くない人でも、とても詳しく説明せずともなんとなくイメージしてもらう事は可能です。

 ということで、
 "フランスで育ち"→何が育ったかというと、足をターンアウトさせる足のポジションや、ひらひらした腕、片足を曲げてくるくる回るターン。みんなが想像してくれるであろうバレエ特有の動きやポジションが育ちました。
 "ロシアで開花"→何が開花したのかというと、みんながバレエといえばと問われて思い付く『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』といった作品たちです。これらはフランスで確立されたバレエ の動きを使ってロシアで生まれました。

 この辺りを補強して説明すると、「そうなんだ〜」の反応が返ってくるのではないでしょうか。

 バレエは宮廷舞踊出身の踊り。テクニックや容姿が問われ始めたのは、革命後ブルジョワたちが力を持ち始めた後です。ですので、モダンダンス等20世紀からのダンスと比べて作品が生まれるのはずいぶん後の事になります。(モダンダンスは作品を踊るためにメソッドが生まれることが多いですね。グラハムテクニックも作品先行型)


 せっかく聞いてくれたのだから、頑張って答えています。いつも長い話に付き合ってくれる友人たちに多少の申し訳なさを感じながらです…。

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