日常
2016年、英語が全然話せない状態にも関わらず、何を思い立ったかワーキングホリデーでアイルランドへ。到着後1週間で謎の病で病院に行ったエピソードから、酔って帰ると家に入れなかったエピソードまで!
多くの平成生まれの人間の宿命、 それはポケモンが幼少期の記憶に染み付いていること。 平成だけに限った話ではないかもしれないけども。あくまで主観的見解です。 公園に持って遊びに出掛けていたからゲームボーイの操作ボタンのところにはよく砂が入っていたっけな。サファイアもハマってたからゲームボーイアドバンスも記憶の中に存在するのだけど、ゴールドの記憶が鮮明です。本当はシルバーが欲しかったんだけど、サンタクロースが間違えてゴールドを納品してくれたので、ゴールドを持って公園に行ってま
大きな公園のどこかに落としたポケットピカチュウ。 おそらく、生まれて初めて自身で経験した喪失だからなのだと思うのだけど、私はそのことをよく覚えている。 買ってもらったばかりのポケットピカチュウは、ピカピカの新品で、画面の中のピカチュウがいろんな動きを見せてくれた。 これですね。 今見ても可愛い。これ製作した人天才では? とにかくピカチュウと常に一緒!みたいなコンセプトが当時の売りだったと思うのだけど、わたしもその売りに乗りに乗って気分はサトシだった。 これからたくさ
試験を辞退した。ギリギリまで迷ったけど辞退した。 理由は簡単、勉強してなかったからである。 勉強してなくてもとりあえず受けようか、ギリギリまで考えた。考えてる暇あれば勉強しろよ!という感じであるが。 最後まで迷ったのには理由がある。試験料が17,000円。 信じられるか?17,000円の試験を申し込んでおいて勉強しなかったのである。 だから今年は諦めて来年受けるための下見、という気持ちで受けようかとも思った。 辞退を決めたのは時間。 9時から16時半までの試験なのでほぼ
父親が出発する日ということだったけど、さすがに2人はまだ会う機会があるのかな、と思っていた。2人が交わした挨拶でもう会わないんだなぁというのが分かった。 父親が家を出発した時、私はまたね〜って言ったけど母親はじゃあお元気で、って言ってた。父親も同じ感じの言葉を発して出ていった。 母親に聞いたらやはりもう会う気はないらしい。私は両親が顔をつきあわせた最後の立会人ということになる。 まぁ分かってはいたことだけど結構きつかった。これを書いてる時に泣いてしまうくらいには。しょうもない
ちょっと髪の毛短すぎない?もっと長くてふんわりした感じの方が女らしくて男にモテると思うよー。男みたいじゃん笑 んん?何目線のアドバイス?わたしの何?聞いてないけど?? 過去、髪の毛を切って短くしたときに何度か言われたこのアドバイス。 ちなみに全て異性の友人から頂いたアドバイス。ありがた迷惑、いや本当に迷惑でしかない。聞いてない。 もしや女は男からモテたくて髪の毛を切っているとでも? 今日も髪の毛を切ってその言葉を記憶から手繰って うげげ、という気持ちになった。 手繰るな
最近よく食べる。 それはもう本当によく食べる。 友人と行ったコメダ珈琲。 なお二次会。一次会は居酒屋でハムカツとか豚精肉とかお茶漬けとか、そういうの食べた後のコメダ珈琲。 カフェラテとガトーショコラ頼んだ。食後のデザートだからこれはわかる。 その後で気づいたらナポリタンプレート頼んでた。なんで? コメダ珈琲のナポリタン、美味しかったです。 こないだのコメダ珈琲。 一週間で2回行くコメダ珈琲。なお名古屋出身の人間でも、在住の人間でもありません。 コーヒーでミニシロノワールを
隣の人がくしゃみをした。わたしは口を開きかけてそっとつむぐ。そうだ、ここではBless youは言わないんだった。 2016年、春先のダブリンにいた時、どうにも体調が良くなくて、よく風邪を引いた。 慣れない海外生活、食べ慣れないパサパサの細長い米、飲み慣れない硬水。 何が原因だったのか、精神面は高揚感でいっぱいだったのに、身体面はなんの免疫もなかった。私の体内で働く抗体が一斉にバカンスに入ったかのようだった。 ティッシュを常に持ち歩いては鼻をかんだ。もちろん、くしゃみもたく
毎日満員電車に乗る。 小競り合いになる日もあれば脳貧血で苦しい日もある。 電車待ちで列に並んでいるのに弾き出されて並び直すことも、後ろから押されて倒れそうにもなる。 会社に着いて仕事をする。 関数を調べてはセルと闘って、いかに効率よく働けるかを考える。 定時に上がる。 地震が来たら天から破片が降ってきそうなガラス張りのビルの高層階からエレベーターで降りてセキュリティカードをかざしてビルから出る。たまに間違えてSuicaをかざしてつっかえる。100歩くらい歩いて地下鉄の改札を
言葉を紡ぐ仕事をしていると、何も書けなくなってしまうことがある スラスラと書けない時、私は自分が何と無力なんだ、と頭がまっしろになってしまう こんな、400文字程度の訴求すら書けない私に、一つの小説を書くことは到底できないと思っては焦りもする 小説を、幾度となく書いてきた ネット上にオープンにしたこともないし、アプリを使ってるわけでもなく、自分のパソコンの、Wordにこっそりと書いてるだけ 長編はいつも行き詰まってしまうから、フォルダには、かけらみたいな短編が何個かあるだ
東京に住み始めて、だいたい半年。 今年は梅雨が長い、だから髪の毛はまとまらないし、憂鬱な気持ちになる。 とわたしより少しだけ後に入った同じ会社のひとがお昼に言ってた。 梅雨が長いと、夏は短くなるのだろうか。 夏は、短い方がいいな、と思った。 だってとんでもなく暑いから。 「好きな季節は夏ですね。」とか言う人間をいつもまじかよ、と思ってしまうくらいに夏が苦手だから。 早く秋になってほしいと、夏も来ていない今から思っている。 今週一週間だけ隣の席に座っている先輩は、イ
10月から都内に住み始めて、2日に一回、転職活動のためにスーツを着て街中に出掛ける生活をしている。 どこにも属していないのは変な気持ちになるし、私が死んでもどこにも連絡がいかないのかなあと思う。仕事を持たないと、なんかおいしいもの食べようとかそういう気持ちもあんまり湧かない。かわいい雑貨屋さんとか、喫茶店とか、都内にはたくさんあるけれど、行ってもどこかぎこちなくなってしまう。 ひとはないものねだりだから仕方ないのかもしれない。 とりあえず、仕事が決まったらどこかに行きた
入社して1年半の会社を辞めた。 辞める理由は様々あったけど、ほんとうのことはもちろん話してはいない。 最終日の挨拶まわりは憂鬱だった。とくに、今まで優しく接してくれていた人がとても冷たかったりすると人間不信になるかと思った。まぁ、ならないんですけどね。 会社を辞めるのって、付き合ってる恋人と別れた時と似てる気がするなぁと思った。 そう考えると、恋愛が長続きしないわたしには会社員も長続きしなさそうだなぁなんて思う。人間が作り出した世の中の仕組みって人間が作り出したものなのに
北海道の短い夏も終わり、涼しくなってきたころ。ふと思い立って一人でシアターキノに行き、「永遠に僕のもの」の21時10分の回を鑑賞した。当日になってシアターキノのナイトシネマを観たいと思った結果選んだ映画だったから、鑑賞以前はこれっぽちも知らなかったのだけど、結構ファッションとか若者文化界隈を賑わせている映画なんだなあと後で知った。その日は土曜日で、映画が始まる一時間前からシアターキノの隣にある「古本とワインバー」で白ワインを飲み、スペイン旅行に関する誰かが書いたエッセイを本棚