スウェーデンでの生活#7 スウェーデンのアート
先日近くの公園を散歩中、木の枝を嬉しそうにくわえた黒いもふもふの小型犬を見かけて思わずほっこりしてしまったSonoriloです。ストックホルムでは日本の同じような道や公園よりも犬を散歩させている光景を見ることが多いように思うけれど、ブリーダーの審査が必要だとか、ペットを飼うのはこちらのほうがいろいろと厳しいらしい。ちなみにここストックホルムには猫カフェの国内第1号店(javawhiskers.se)があったりもする。
前置きが長くなってしまったが、今日は先週行ってきたストックホルム近代美術館と建築博物館の話をしようと思う。近現代の美術作品を展示している近代美術館、MODERNA MUSEETは王立公園の辺りから橋を渡った島のうちの一つにある。建物の周りには目を惹くオブジェが並んでいて気分を盛り上げてくれる。
今回は残念ながら企画展が入れ替え中だったようなので、常設展を見てきた。展示は戦争があった期間を軸に年代ごとに分けられていて、作品が描かれた当時の状況などの背景と合わせて考える、というようなドキュメンタリー的な楽しみ方ができたのが印象的。北欧ならではの色使いの鮮やかさに加えて、作品の大部分がスウェーデン出身のアーティストのもの、というのも日本とは少し異なっているところだろうか。私の好きな立体作品やインスタレーションもいくつか展示されていて飽きないのが嬉しい。
同じ敷地内にある建築博物館、ArkDesはこじんまりしたスペースにたくさんの模型が置かれていた。どうやって建てたのか想像がつかないような複雑な造りの建物をはじめとして、古そうなものから新しいものまで、いろいろなスタイルの建築物が紹介されていて本当にすごい。公式サイトにあるオーディオガイドの存在を知らず、イヤホンを家に置いてきたのが悔やまれる。展示されているのはすべてスウェーデン国内の建築なのだが、見たことのある建物も結構あった。今度から街並みを観察するのがもっと楽しみになりそうだ。
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