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スウェーデンでの生活#20 古き良き暮らしとクリスマスの屋台

Merry Christmas! ボスに声をかけていただいてクリスマステーブル(julbord、日本で言う忘年会のような集まり)に参加してきたSonoriloです。ビュッフェ形式でスウェーデンの伝統料理が並べられていたのですが、初めて見るベリー入りのシル(ニシンの酢漬け)や同じく初挑戦のヤンソン氏の誘惑があったり、他にも突然クイズが始まったりと素敵な会でした。ラベルがおしゃれなクリスマスビールも忘れてはいけないものの一つ。

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そんなお祝いムードのストックホルムで、今年に入って2回目のクリスマスマーケットを訪れた。目的地はずっと気になっていた野外博物館 "SKANSEN" 。伝統的な暮らしを想像させる古い街並みを体感できたり、民族衣装を着た人々が仕事をしていたりなど一つの街のようになっている。動物園もあるのだが、屋外で凍える寒さだった…。動物を見たい場合は冬は避けた方が無難かもしれない。

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館内は至るところに農場があり、ハーブガーデンや鶏や牛、羊、山羊などが飼育されている区画もあった。動物園の方は可愛いポニーや鹿がいてテンションが上がる。少し離れた場所には「バルト海サイエンスセンター」という建物もあり、ちょっとした水族館という感じで水中トンネルから泳いでいる魚を眺められる。

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お目当てのクリスマスマーケットはかなりの規模で、屋台も伝統的な造りのものが多くて雰囲気があった。北欧の古い家に住んでいるという言い伝えのある妖精、トムテの人形がすごく可愛い…

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クリスマスの時期によく食べられているというサフランブレッドの屋台が出ていたので、試しに一つ買ってみた。口に含むとほんのり花のような甘い香りがする。生地はもちもちで、素朴な味にザラメの食感がいいアクセントになっている。おもしろそうだったのでシナモンロールに似た形の方を選んでみたけれど、S字型でレーズンをのせたものが本来だったりする。

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中央の広場ではバンド演奏も行われていて、自然と体が踊り出してしまいそうな陽気な音楽が流れていた。

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ヘラジカの肉を調理した軽食を売っている屋台があったのだが、結構値段が高めだったので代わりにスモークソーセージのパニーニサンドを購入。大きな鉄板で肉を焼いている様子につい目が惹かれてしまう。ワイルドな旨みが詰まったソーセージと、鼻にツーンとくる辛めのマスタードの相性が抜群でとても美味しかった。

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いろいろな遊び方、楽しみ方があるクリスマス前の野外博物館。充実した休日を過ごしました。

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