hana fukuyama

夜の日記帳から心のつぶやきをそっと。

hana fukuyama

夜の日記帳から心のつぶやきをそっと。

最近の記事

綺麗事だろうか

どんどん薄れていくあなたの顔があることに気づく 重なった影の向こうに見えたあなた、それはもう懐かしく遠いもののように思えた そのことに気づくのに多分すごく時間がかかった まだ忘れたくなくて思い出そうとする 感覚として忘れられてゆくものがある からだから離れてゆく 浮かんだイメージはもう消えてしまった そういえば近頃はあのことを思い出さない 身の回りのことで忙しい 誰かに抱きしめられる感覚をどこかで求めている いや、焦がれていると言った方が良いかな しかし同時に寂しくあれ

    • 会うとやっぱりね

      何か起こったことを説明しようとするのではなく、ただ起こったこととしてそのまま受け容れるようなそんな捉え方ができればいいなと思った。いったん、自分から離れて世界を空から眺めるようにね。 洗い物をしながらとりとめもないことを考えていた。やっぱり過去の記憶が引っ張り出されてしまって、あのときのままでいられたら幸せだったのかもしれないとか、あのときはあのときでしんどかったなとか。 今の生活に満足していると思っていたけど、やっぱりどこか欠けていたんだな、と。でもそんなのは誰もが持っ

      • カコへの執着を手放しミライへの期待を持てた飛行機での考えごと

        トロントから東京へ向かう長いフライトの間にカメラロールの整理をしていたら、見覚えのない写真が復元されていることに気が付いた。icloudの容量を増やしたおかげなのか、どうやら前にバックアップされていた写真が復元されたらしい。(たぶん) それは今から5年前、高校生のときに私が撮った写真だった。 そういえばこんな写真撮ったなぁ、忘れていたなぁ…と懐かしくなる。それと同時に、消された写真にまつわる記憶は、今回目に触れなければ、一生戻ることはなかったかもしれないなぁと、これまで目に

        • 浮かんでくるのを待っている

          なんだか心も身体も落ち込み気味の日々。 何もしていたくない。体力はあるはずなのに。心が疲れてるのかな。 何に焦っているのか、、よくわからない。 いま頑張れていないことに、なのかな? 楽しいことしたいなあ。 こういうときは浮かんでくるのを待つしかないのかな。 昨日お世話になっている先生に、 あなたの課題はもっと自分の考えていることをストレートに表現することだよねって指摘された。その言葉がずっと引っかかっていて。 前よりできるようになっていきていると思っていたから、 まだまだな

          そんなこと

          空を見上げたら花 なんて綺麗なものがわたしに見える? 「かわいそう、かわいそう、かわいそう…」 本気で思ってたなんて言わないでね 知ってたの? 知ってたよ 「でもね、でもね、でもね…」 きみには伝わらないんだって。 そんなこと言わないで、 そんな哀しいこと。

          4.30

          寂しい、寂しいよと嘆いているうちに 私が見過ごしてきたものは何だっただろう どれだけあっただろう でもいまだに寂しい気持ちとの付き合い方はわかりません 寂しい気持ちというのは、私ひとりで抱えていかなければならない空白のようなものだということだけはわかりました でも寂しさはあたたかさでもあるね ひとりで抱える覚悟が少しだけできた

          日記

          あれほど恐れていた未来に私はいま立っていて、しっかり生きている。息をしている。そのことを思うと、不思議な気持ちになる。 どれほど未来を恐れていても、それは生きている限りやってくる。きっと毎日を忙しなく過ごしたり、たまに苦しくなったりしながら、クタクタになりながらでもそれでも前を見て、気づいたらそこへ行き着いているのだろう。そうやって生きていくのだろう。 努力しないと、小さな幸せや美しいものに目を向けることができなくなってしまう。けれど、逆に言えば、少しの努力でそういったもの