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想い出
ふと
思い出すことが
あります
大学時代
とても仲の良い男子が
2人いました
専攻している楽器は
1人は私と同じ
もう1人は管楽器でしたが
必須教科で
学籍番号順に座る授業は
いつも近くだったので
自然と話すようになった感じです
いつも笑っていて
活発でカッコイイ
爽やかな人達でした
常に一緒にいた訳では
ないけれど
お昼を食べたり
買い物に行ったり
カラオケに行ったり
課題をやったり
そのくらいの親しさでした
大学時代
一人暮らしをしていた私
沢山の練習と
終わりが見えない課題に
いつも追われていて
完徹で食事もろくにとらず
大学に行くこともしょっちゅう
こんな丈夫な私も
ある日
バタッと倒れたことが
あります
寝不足で空腹
これしか原因は
見当たりません笑
2人と行動していた時だったので
さぞかし驚かせたと思います
意識はすぐ戻ったので
「あれ?天井が見える」
から
「あ、わたし倒れたんか?」
と察して
上半身をすぐ起こしました
すると
1人は私の重い荷物を
スっと持って
もう1人が手を貸してくれたので
立ち上がったのですが
ふらっふら
「やばい、
栄養失調が理由だなんて恥ずかしすぎるわ」
と思っていたので
必死に何も無かったように
歩こうとしました
でも
傍から見ても
ふらっふらだったんでしょうね
手を貸してくれた男子が
私をお姫様抱っこして…
って書きたいけど
残念!!
違います笑
私を肩に担ぎあげて
(米俵担ぐ感じ)
医務室へ
連れて行ってくれました
彼らは
女性特有のものが
原因の貧血とでも
思ったのでしょう
その後飲み物を買ってきてくれたり
汗を吹くタオルを貸してくれたり
(夏だったからです)
顔色が悪いよ、大丈夫?
と頭をよしよししてくれたりと
まるでお姫様扱いされて
逆に恐縮
ここまで書くと
まさかのモテてる??
って思うでしょう
確かにこの2人は
いつも優しくて
温かくて
大切に扱ってくれる人たちでしたが
それは
男性が女性に対して
当然のように振る舞える紳士な
2人だったからです
友達として
大事にしてくれていたということです
そう言い切れるのは何故かって?
いいですか??
書いちゃいますよ?
その2人は
同性カップルだった
からです
私だけが知っていた秘密
どちらも遠い地元に
戻ったので
卒業してから
会うことは無いのですが
卒業して何年も経ったあと
電話が1本来ました
「一緒に生活を始めました」
ああ、良かった…!
きっと色々乗り越えて
幸せになったんだなあと
涙した記憶
もうほとんど
やり取りは無いけれど
元気かなあ
と、
ふと思い出します
そろそろ
メールでもしよっかな