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#51 ”本当にやりたいこと”は絶対に見つかる。〜進路に迷ったときこそ、自分を知るチャンスがある〜

みなさんは、小さい頃、何をすることが好きで、どんなことに夢中になりましたか?

私は、歌を歌うことが好きでした。小さい頃を録画しているビデオにも、歌って踊っている自分が残っていて、自分でいうのもなんですが・・・可愛かったです。(笑)

あと、私が夢中になっていたのは、自然の中で遊ぶこと。一日中、外で遊ぶ子どもでした。土を触るのが好きだったし、落ち葉を集めて遊ぶことも大好きでした。木登りも得意だし、四葉のクローバーを見つけるのも得意な子どもでした。

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小学校に上がってからは、本を読むことが好きになりました。シートン動物記の『オオカミ王ロボ』を読んで大泣きしたことをよく覚えています。『エルマーの冒険』『アラビアンナイト』や『モモ』など旅をする本も大好きでした。歴史上の人物の本を読むのが好きで、”マザーテレサ”や”サンテクジュペリ”、”卑弥呼”や”チャイコフスキー”などを読んでいました。

文章を読むのが好きな私は、作文を書くことが好きでした。特に表彰されたりした記憶はありませんが、作文はスラスラといつでも書く事ができました。自分の意見を述べるのも得意で、テストのように採点されないし、自分の好きなことを書けるので、私にとって文章を書く事は”自由に自分を表現すること”になっていきました。


ただ、進学する時には私は”体育”の道を選んでいました。

成績表を見れば体育はいつも”オール5”です。運動神経は他の人よりも良いし、苦手な筆記のテストも少ないので成績は良かったのです。

私が進路に悩んだのは、高校3年生の時です。みんなが部活を引退して受験勉強に取り掛かる頃、私は進路を決める事ができず、部活に残り、どうやって進路を決めたら良いのか分からずに悩んでいました。

部活に一生懸命だった私は、1日の半分以上は部活のことを考えるか、当時、好きだった子のことを考えている、そんな高校生でした。

”進路”と言われて、部活をまたやりたい!と思っていたので、部活動が盛んな大学への進学を考えました。

しかし、大学へ進学するにしても、”何を学びたいか”などはよく分からず。その時、得意だったことを考えて”体育”の道を選びました。

”体育の教員を目指す”という理由で、体育学部のある大学へ進みました。ただ、私の中で『体育の先生になりたい!』と本気で思っていたわけではありませんでした。自分の得意なことが”体育”しかないと、その時に思っていたからです。


その後、大学では部活動一色の生活で4年間過ごしました。就活の時期も、”自分が何をやりたいのか”などは分からず、それよりもチームを一部昇格させることに精一杯で、自分の将来に関しては真剣に考えていませんでした。

そして、リーグが始まる8月までには就活を終えていたかったので、なんとか8月までに決まりそうな”ヨガのインストラクター”という道をここで選択するのです。


そこから5年、店長やインストラクターとしてのスキルを磨きながら働きますが、まだ”本当に自分がやりたいこと”なのか、よくわかりませんでした。

ヨガは好きです。ヨガから学ぶことも、発信したいこともあります。でも、私の中にはヨガのインストラクターとして生きる道よりも何か自分の中で真剣に学びたいことがある。そんな気がしたのです。

そして、『もし明日死ぬなら、どうする?』というメッセージを見ました。(確か、Facebookから流れてきた動画だったかな?と思います。)

その時に、私がもし後悔するとしたら、”海外に挑戦しなかったこと。”そう思った私は、会社を辞めることを決意し、カナダへの留学を決めて準備していました。


さて、長々と私の進路についてお話ししました。私が今回、伝えたいことは、

『本当に自分がやりたいことは、自分の中にある。』

ということです。

私は、進路を決めるときに『成績がいつも5だったから』という理由で体育の道を選びます。

これは、実は他人軸なのです。成績表とは、自分の軸によって評価されたものではなく、他人からの評価でしかないのです。

もし、私がキャリアコーチとして高校生の自分が進路を選ぶときにサポートするならば、もっと自分軸にそって進路を考えられるようにサポートしていきます。

実は、私は当時、海外への憧れがずっとありました。海外へ留学してみたい。そう思っていましたが、親にはいう事ができませんでした。お金の負担もかけたくないと思っていたこと、英語を真剣に勉強しているわけでもないのに、許してもらえない。そう思っていたのです。

なぜ、海外へいきたかったのかというと、”自分の知らない世界を自分の目で見てみたい。”という想いがあったからです。

これは、幼少期の私の経験からあった、”自然の中で遊ぶこと”から得ていた事でした。自然の中には、私の知らないたくさんの事があります。子どもの頃は、私にとって自然の中で遊ぶことで”自分の知らない世界を体験していた。”のです。

もう一つ、小学校の頃に小さいコミュニティーの中で生きる生きづらさを感じたことも大きな要因になっています。

”自分の知らない世界を自分で体験して学びながら、そこで感じたことをたくさんの人に伝えていきたい。”その想いが私の内側にありました。

そして、”伝える”方法として、文章で表現することが私の楽しさに繋がっています。最近では、動画や歌うことで表現もしていますが、書くことが一番リラックスして伝えられる方法だという事にも気づきました。

そして、特に子ども達に私は伝えていきたいのです。”自分が子どもの頃に狭い世界で生きる事が苦しかったから。”


私は、ここまで来るのに長かったです。進路に悩み続けてもう30歳が目の前です。でも、『始めるのに遅すぎることはない。』どこかで聞いたこの言葉が私は大好きです。始めよう!と気づいたそのときが最適なタイミングであり、いつでも遅すぎることなんてないと思っています。

ただ、もし、子ども達が私のように進路に迷っていたら、サポートしてあげたいのです。私のように遠回りをすることも一つ大切な経験になりましたが、

もっと早くに自分軸で進路を選択する事ができていれば、私はもっとたくさんのことに挑戦する事ができていたと思うのです。進路に迷ったとき、もっと自分の内側に真剣に向き合うことをサポートしてもらえたら、もっと自分の行動が変わっていたと思うのです。

子ども達へ、どんどん挑戦する環境を大人はサポートしてあげる必要があると本気で思っています。学校の環境も含め、私たちは、もっと子ども達が未来に希望を持って生きれるようにサポートしていかなければなりません。

なぜなら、2020年の子どもの自殺率が戦後、最大になり、その理由の多くは『進路の悩み』や『将来への不安』だったからです。


そして、大人の皆様には、自分軸で生きることを知り、自分軸で生きる選択をしてほしいと思います。”本当にやりたいこと”を実現していくことで、世界がもっと平和になりますように。世界が喜びに溢れたエネルギーで満たされますように。

ここまで読んでくださったことに、感謝いたします。ありがとうございます🌈✨






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