危ういと感じる時
8ヶ月がたって、自分を取り戻してきた様な感覚とともに
端っこの方で危うさを感じる。
自分自身がここに立っていられるのが本当なのかわからない。
人は死ぬことができてしまう。
という事実が私の中でできた。
洗濯物を干している時、
着替えてさあ、出かけようと思う時
ふと危うさに気が付く。
そんな時はじっとする。
できるときは雑用や香や色や音や温冷や感覚に頼る。
浴槽を洗ったりもする。
私の脳や魂は死のうとしていないが
生きる目的の大きなひとつがない現実に
どう立っていいのかわからないでいる。
木の洞に入って、じっと雨が滴るのを見ているイメージをする。
暗さに目が慣れれば、落ちた枯れ葉下や朽ちた木の上に、微生物や虫たちが見えるだろう。
雨が上がってあかるくなれば草花が顔をあげてこちらを見ているかもしれない。
それに気が付ける様に
じっとする。