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【事業伴走】私のお仕事/教える人でなく考える人

伴走型事業プランナーのお話です。

これまでずっと、私の仕事の1つを「事業伴走役」と呼んで来たのですが、デザインにしても事業にしても、実際は相手にフォーカスして、その方々に特化した事業の進め方をプランニングし、実行するためのバックアップをしているので、今はこう呼んでいます。


■資料の作り込みをしない


さて・・・、私はその事業伴走のクライアントさんにお渡しする資料を、実は作っていません。作っているのはミーティング後に送るレポートのみです。これはコンサルタントならばアウトかも知れませんが、伴走役/メンター/ガイドとしては正しいのではないかと思っています。なぜなら、

状況も情報も日々刻々と変わり
やり方も進化している
合うやり方は人それぞれだから

そう、私は「ビジネスノウハウ」を教える/売る部分では戦っておらず、誰かが成功したやり方を教えるのではなくて、その人の思考を整えて「あなたが成功するやり方」を導き出す部分で戦っています。理由は、沢山のノウハウを勉強して叩き込まれたのに、いざ自分に落とし込む時が来て、

「エッ!?、で、どうすんの?」

となって躓いてしまう人が多い事と、教わったやり方に疑問を感じながら走り続けることは、必ずしも「正」ではないと実感しているからです。


■1分前の正解も、1分後は不正解


前職のEC(通販)の世界では、売上昨年対比100%は「後退している」と言う認識が当り前でした。昨対110%でも喜ばず、日々サイトクオリティの向上に努めていたのは、通販で物を買うのが世界ではスタンダードなのに、日本ではまだ伸び代のある分野だったから。つまり論理的に言えば、努力しなくても、通販自体は自然に売上が伸びる状態だったからです。それぐらい変化は目まぐるしい。

何が言いたいかと言うと、

資料を作っている間も
資料に載せた情報は古くなっている

という事。これはビジネスノウハウについての資料の話で、勿論色あせない智慧に関する資料は別物です。で、大袈裟に言うと、ビジネスにおいて昨日の正解は明日は不正解、もっとスピード感を速めると、1分前の正解も1分後には不正解になる事があるんです。だから、資料を作る時間をお客様との時間に替え、一緒に先を考えて、まとめ上げて行く方が実りがあるなと、私は思うんです。

■ビジネスは生もの


私は、ビジネスをする人に必要な「共通するノウハウ」を教える人ではなく、その人独自のものを考える人です。しかもその人が、過去の自分の経験を咀嚼して、その経験を活かせるようにサポートする人。

今月からお一人、継続の伴走が始まりました。以前からデザイン面のご依頼を頂いており、今回もあるデザインのご依頼を頂いたのですが、何となく「ガワ(側)」を整える前に、今後の方向性、全体像を固め、優先順位を決めて行く必要がありそうだと感じたので、こちらからご提案しました。

すでに、その方の好みのデザイン、ヒューマンデザイン、ビジネス思考、強み弱み、好き嫌い、得意不得意などの輪郭がクリアになって来たので、次回までにまとめようと思っています。

風の流れは軽やかで、その風のように日々は過ぎ去って行く時代。「個」を活かすように、お手伝いすることが私の役割です。

どなたかのお役に立てますように♪



人のことは分かるのに、自分のことは全くダメです。サポート・招待を受けると、心の底から喜びます。どうぞよろしくお願いします。